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キミとボクの距離 | 詩

キミはいつも明るい性格だから友達が多く、

ボクはいつも暗い性格だから友達が少ない。


キミは勉強ができるからいつも誰かに褒められて、

ボクは勉強ができないからいつも誰かに怒られた。


キミはいつも皆んなにもてはやされて、

ボクはいつも誰かからもてあそばれた。


キミは賢いからいつも誰かのために機転を利かせていて、

ボクは愚かでいつもつまらないことしか思い浮かばない。



あれからキミは大人になって何か変わりましたか?

あれからボクは大人になって何かが変わりました。


キミはいまだ過去の栄光にすがっていないですか?

ボクは過去を受け入れて前に行こうとしています。


キミはウソつきになっていたりしませんか?

ボクは正直者でい続けることを辞めました。


キミは今も誰かに迷惑をかけていたりしませんか?

ボクはありのままで生き続けようと決意しました。



やがて生まれた二人の距離は、

少しずつ離れていっては遠く、

影すら見えなくなったのです。

それでもボクは問い続けます。


ボクたちは理想の大人に近づいていますか?

皆にとって良い大人を演じられていますか?

そして格好悪い大人になったのは誰ですか?




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タダノツカサ
最後までお読みいただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています!

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