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躁が再発した原因考察

はじめましての方ははじめまして。こんにちは。森国司(モリクニツカサ)です。
双極症やうつ病などの精神疾患に悩んでいる方の助けになればと思い、活動しています。

この記事では、直近で私が躁を再発してしまった際の原因について振り返って考えてみようと思います。


薬を減らしていた

十年以上躁うつの波がそこまで荒れなかったこともあり、自己判断ではなく主治医と相談して、メインで服薬していたリーマス(炭酸リチウム)を毎日3錠から2錠に減らしました。
タイミング的には、躁の波が出てきたことに関係するのではないかと考えています。

その時には波が出ていたなかったことと、問題ないのであれば服薬を減らしたいとは思っていたので、減らしたこと自体は判断としては間違っていなかったと思っています。減らしたからどうなるという可能性を事前に予期することはできないので…。
ですが、今回の件をふまえて、今後は無理にリスクはとらずに特にリーマスは減らさず欠かさず服薬するようにしたいと思います。

ちなみに、リーマスを服薬し始めた当初は、副作用が苦しく、自分が病気であるということを認められていなかったため、安定して毎日飲むことができずにいました。何年かかかってようやく飲めるようになりました。

仕事のストレス

躁になった時、正社員として働いていましたが、「仕事内容を根本から自分で決められるわけではない」という働き方そのものが性に合っておらず、ストレスの原因でした。正社員として働き出して数ヶ月ぐらいの時の出来事でした。経営者をしていた時期があったため、正社員として働くのは久しぶりのことでした。
また、内容だけではなく、働く量や期間、そして場所を自分でコントロールしづらい環境にいたこと自体に継続的にストレスがかかってしました。
自分の場合は変に真面目すぎるからか、上手く手をぬくというのが苦手で、社員としての勤務時間は常に全力で取り組んでしっかり報酬以上の成果を上げなければならないと考え、思い詰めてしまっていました。物事がうまく進まない原因が外部にあったとしても、結局自分が悪い、自分がなんとかしなければと思ってしまい、思い詰めるのが加速していきました。

仕事量に関しては、元来目的がはっきりするとがむしゃらになって夢中で物事に取り組みタイプなので、あまり関係なかったように思います。

仕事に関しては何をストレスと感じるかは人それぞれかと思うので、自分としっかり向き合いながら働く環境を選べることがベストかとは思います。
なかなか環境を選ぶわけにもいかない場合でも、自分にとって何がストレスなのかを自覚しながら日々を過ごすだけでも違うのではないかと思っています。

SNSによる自己洗脳で加速

当時、新しいトライをしようとする中でXを始めました。森国司とは別の削除済みのアカウントです。それまではあまりSNSをやったことなく、外からの刺激に慣れていなかったことと、新しいトライでは自分自身がもっともっと成長している必要があると思い込んだ私は、Xを使いながらどんどん躁を加速させていってしまいました。
どんどん躁が激しくなり、現実と妄想の区別がつかない状態の頭の中なのに、現実のXのアカウントで活動しているという状態でした。
このように成長している自分でなければいけないという思い込みが強くなって、誇大表現風の発信をし、気づいたらそれが現実のものだと思い込み、さらなる思い込みを生んでいました。
最終的には、現役の起業家の中では伝説的な存在であるイーロン・マスクさんやサム・アルトマンさんとマブダチという設定になっていたりしました。とんでもないですね。

それ以来、XなどのSNSを行う場合は、アカウントの目的をしっかりと定め、発信内容を妻にレビューしてもらいながら活動しています。かなり手間のかかることではありますが、同じことは繰り返さないようにするための家庭内の工夫として運用しています。

人と交流しすぎて加速

軽躁状態で活動する中で、どんどん人との約束を取り付けて飲みやホームパーティーの予定を入れまくっていました。約1ヶ月の間に10回以上の頻度でした。元来の私は、1ヶ月に1回あれば良い方というタイプなので、かなり異常な回数です。
毎回毎回違った人と会い、会った中で得られた新しい情報を刺激に、躁を加速させていきました。

双極症のある人は人からの刺激が多すぎると躁状態に、少なすぎるとうつ状態になりやすいといわれています。

ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法

躁うつの波と上手く付き合いながら働く方法について書いてくださっている本でも、人との出会いの量が躁うつの波に関係しているということを教えてくれています。

周期の問題である可能性

躁で入院したのが大学の頃で、十数年以上前なので、躁の波が周期として来るべくして来たという可能性もあります。

ただ、その間にも躁っぽい言動になっていた時期も存在はしていたので、おそらく主たる原因ではないだろうと見ています。

最後に

私の場合の躁になってしまった原因に関する考察、いかがでしたでしょうか。
上記にあるような内容で夫婦で原因を考察しましたが、結局「間違いなくこれが原因だ」と断定できるような結論にはなりませんでした。むしろひとつの理由に断言してしまう方が危険だとは思うので、ありえそうな原因に関しては今後も継続的に対策をしながら生活していこうと話しています。
エピソードとして参考になるところがあると幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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