【自己紹介】 双極症でも成功はできるんだっていう話
はじめまして。森国司(モリクニツカサ)と申します。ペンネームです。
記事を開いてくださってありがとうございます。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
はじめに
私は双極症という精神疾患を持っています。大学時代に双極症だという診断を受けました。
それでも留年を繰り返した挙句ギリギリで大学を卒業しました。在学期間には、うつで何年も引きこもり、躁で入院したこともありました。ITベンチャーの世界に飛び込んでどうにかこうにか働き続け、縁もあってAIベンチャーの代表を務めるようになり、最終的に会社を評価額二桁億で売却するに至りました。双極症と上手く付き合いながら、何とか働き続け、成功することができました。頑張っている最中、双極症で成功している方の事例を励みにしていました。いつしか私自身が励ます側に回りたいと考え、そのために頑張るようになっていました。
もっと大きな成功なんてゴロゴロ転がっていますが、例えばこういう成功も世の中には存在するということを知って、同じもしくは似た境遇の方の励みになれることができればと思い筆を取っています。
双極症とは
双極症が初見の方向けに双極症自体について簡単に解説します。双極症に対する理解が少しでも広まってくれればと思います。
双極症は、以下のような病気です。
要は、日常生活に支障をきたしてしまうぐらい気分のアップダウンがある精神疾患です。
双極症がどれぐらい稀なものかというと、以下の通りです。
ベーシックには20人から100人に1人程度、日本の調査に限っていうと大体500人に1人程度には、この疾患を持つ人がいるということになります。自分の知り合いの中に1人もしくは数人いたとしてもおかしくないぐらいの割合です。
「周囲に双極症の方がいてもおかしくないから、理解を深めよう」という認識が広がっていくと嬉しいです。
自分の場合の双極症
自分は双極症のI型です。双極症にはI型とII型がありますが、その違いは強い躁が出るかどうかです。躁状態があるのがI型、激しい躁状態まではいかずに軽躁状態で止まるのがII型です。
躁やうつの時にどのような症状が出るのかについては、以下記事に書いています。
双極症を抱えながらのこれまで
私はこの疾患を持っていることを基本的にはオープンにせずに働いて来ました。知っているのは原則家族のみという状態です。理解ある家族がいてくれたおかげで、疾患が引き起こす気分の波と付き合って生きていくことができました。
また、自分が治療が必要な疾患を持っているということを受け入れて、毎日薬を飲むという投薬治療を欠かさなかったことも上手く付き合えている理由のひとつです。
双極症というハンディキャップはありつつも、私はITベンチャーでの経営にトライしたいという想いに駆られました。家族にも相談して、自分自身のやりたいことを優先して思い切った決断をしました。相当リスクがあるストレスフルな環境に身を置いていましたが、ベンチャー経営を通じて社会に貢献したいという一心で駆け抜けました。
本当に多くの人に支えていただきました。感謝してもしきれません。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
時代の流れや運もあり、経営していた会社を売却でき、二桁億円で評価をしていただきました。自分自身で書くのは気後れするのが正直なところですが、一般的にいって成功した部類だと言っていいんだと思います。元々の性格が自信を持って成果を発表するのに向いてないタイプのでフニャッとした表現になってしまっていますが、ご容赦ください。
終わりに、そしてこれから
双極症を抱えながらもここまで走ってこれたのは、ひとえに支えてくれた家族や仕事で関わりのあった皆さん、ひいては私のような事情を抱えていても社会的にトライして一定の成功を目指しうる社会そのもののおかげです。
これからも社会に貢献するために自分なりのペースで頑張っていきたいとは思っていますが、今現在をひとつの区切りとして、双極症を発症してからの長絡の夢であった「自分という存在の何かしらで同じ苦しみを抱いている方の励みに少しでもなる」ための一歩としてこの記事を書きました。
これから「双極症と経営とAI」という自分のバックグラウンドを活かして活動していこうと思います。まずは発信をするところからかなと思うので、各種SNSを始めました。note含めプロフィール欄から飛べますので、もしよろしければフォローしてもらえると嬉しいです。
今後の発信を通じて、「双極症を個性として活かせる社会」の実現に少しでも貢献できる未来になることを心から祈っています。
この発信が、どなたかの少しばかりの励みや勇気に変われば何よりです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。