政治(金融)講座ⅴ959「米銀破綻は日本に飛び火?」
銀行が破綻しないとは断言できないが、この激動の時代、起こり得ることではある。決算書上の貸倒引当金の積み上げと自己資本比率などから債務超過に陥っているかが判断材料ではあるが、銀行の体質的問題点は、不良債権の査定で、匙加減を甘くすることである。それが、ある日貸倒引当金の準備無しで融資先の破綻が銀行経営の破綻に繋がることである。隠蔽・粉飾の誘惑に負ける経営者が会社を破綻に追い込むことに繋がる。戦後、大蔵省の指導で護送船団方式で銀行は守られてきたが、今や、銀行も潰れる時代である。