面白い人体の仕組みと働き「筋肉」
日頃から筋肉のお話をアホみたいにしていますから、今更筋肉なんて・・・
そう思っていたら意外と色々発見がありましたよ
筋肉の種類なんかもおさらいできるので今回の記事を参考にして筋肉への関心を深めてもらえると嬉しいです
今回の記事でわかること
・筋肉の種類がわかる
・過度なダイエットで筋肉が減る仕組みがわかる
それでは最後までお付き合いください
体は3種類の筋肉で動いている
筋肉は3種類ある
筋肉には「骨格筋」「平滑筋」「心筋」の3種類があります
これはみなさんご存知の筋肉のことです
骨格筋は文字どおり骨についていて、太い筋肉と細い筋肉の2種類の繊維状の筋細胞が集まった筋肉です
収縮、弛緩することで骨が動いて体の運動が生まれます
「骨格筋」・・・自分の意志で動かすことができる随意筋
骨格筋の内部は、ヒモ状の細いスジが束になっています
この筋を筋繊維と言います
筋トレはこの筋繊維を破壊する行為です^^
ちなみに筋肉芸人の「なかやまきんに君」は筋繊維しか傷つけない芸人として有名です
この筋繊維には、「遅筋(赤筋)」「速筋(白筋)」の2種類があります
遅筋(赤筋)・・・少ないエネルギーで長時間運動が可能
速筋(白筋)・・・多量のエネルギーで瞬時に収縮する瞬発力がある
ちなみにマンガ『THE MOMOTAROH』での主人公は遅筋と速筋の両方を兼ね備えた桃色筋肉だったので当時の筆者は自分もそうだと信じていた
にわのまこと先生の名作です^^
「平滑筋」・・・内臓などの壁を作る平滑筋は、自律神経やホルモンによってコントロールされて、骨格筋よりもゆっくりと持続的な収縮を行い、自分の意志では動かせない
「心筋」・・・心臓を動かす筋肉、自分の意志では動かせない、休みなく収縮運動を行い生命を維持している(休んだ時、それは死)
筋肉の収縮は、筋細胞内のアデノシン3リン酸(ATP)という物質が分解される時エネルギーで行われます
この時、筋肉中にATPは少量しかないため、使うたびにすぐに生産が必要になります
その時、炭水化物(糖質)を利用しますが、これだけではなく筋肉や肝臓にあるグリコーゲンも利用します
グリコーゲンを分解する時にできる老廃物が乳酸です
乳酸がたまると血液や組織が酸性に傾き、細胞の活動が低下するために体が動きにくくなり疲労を感じます
乳酸は時間が経つと血液に運ばれて取り除かれますが、血液循環が悪い場合は疲れが取れにくくなります
血行が悪いと肩こりになるのは、溜まった乳酸が筋肉にある痛みの神経を刺激するためです
そんな時はウォーキングや軽めのジョギング、ラジオ体操などの軽い運動や、入浴で回復するスピードを加速させることができます
骨格筋は形や種類が豊富
筋肉は、顔の表情や指先の細やかな動き、全身のダイナミックな動きを作ったり・・・
いろんなところで役割を果たしています
筋肉の一つである「骨格筋」はみなさんご存知ボディメイクでは欠かせない骨についている筋肉です
全身にわたり何層にもなっていて、その上を皮膚が覆っています
骨格筋は何度も動かして伸び縮みさせることで鍛えることができます
これを筋トレといます
筋肉が強くなることで、今までよりも重いものが持てるようになったり、運動能力が上がったり、怪我をしにくい体を作ることができます
骨格筋には色々な形があり、それらが組み合わさっていろんな部分で働いています
基本的な形は紡錘状筋です
紡錘状筋は胸に広がっている大胸筋や上肢下肢に多く見られます
筋肉の頭が2つあるのが二頭筋で、3つあるのが三頭筋です
多腹筋は筋腹が3つ以上の腱で分かれています
多腹筋の代表的なものは、腹直筋です
鋸筋は、筋の体の中心に近い部分がノコギリの歯のように広がっています
出典「Netflix」
※アウターマッスルとインナーマッスル
アウターマッスルとは、表層筋肉とも言われ、皮膚のすぐ下についている筋肉で、大きな力を出したり関節を動かす役割があります
インナーマッスルとは、深層筋肉といわれ、体の深いところや骨に近い部分についている筋肉で関節の動きの微調整やし姿勢の保持、バランスを取る役割があります
ちなみに体を動かすとアウターマッスルも一緒に動くのでインナーマッスルだけを動かすのは不可能
インナーマッスルを鍛えるといってもアウターマッスルも鍛えてることになるので純粋にインナーマッスルを鍛えるのは無理だよなぁ・・・と思う筆者であった
ダイエットでやりがちな筋肉の減少現象
糖質制限ダイエットは、ご飯やパンなどの糖質が含まれた炭水化物や、糖質の多いアルコールやお菓子などの食べ物を減らしたり、極力摂らないようにするダイエット方法です
肥満の原因ともいえる体脂肪は、体内で中性脂肪として蓄えられ、糖質をとりすぎると中性脂肪は増えやすくなります
体脂肪は、糖質と脂質が合わさったもので、糖質の取りすぎが体脂肪増加につながるとも言えます
糖質は最速でエネルギーに変換される栄養素ですが、これを摂らないと、体に備蓄していた糖質を燃焼させてエネルギーを補います
しかし体に搭載されている糖質はごくわずかで、筋肉を分解して新たに糖を作り出そうとします
そのため、筋肉が減少してしまうのです
ここでの問題は、筋肉が減ってしまうと痩せにくくなり、リバウンドの恐れがあることです
おまけに体重は減ったものの体のメリハリも無くなってだらしない体になってしまいます(特に腹が出る)
筋肉は、基礎代謝の約20%を占めているため、筋肉が減ることで基礎代謝と消費カロリーが落ちてしまい、痩せにくくなるのです
その上、内臓への負担も大きくなります
タンパク質から新た糖をつくる肝臓や、タンパク質がエネルギーとして使用された後に出た尿素や窒素をろ過している腎臓には負担がかかることになります
極端な糖質制限やカロリー制限をするダイエットは逆効果になるだけじゃなく、体を壊すのでやめましょう
まとめ
筋肉には自分の意志で動かせる「骨格筋」
自分の意志では動かせない内臓などの「平滑筋」
心臓を動かす筋肉である「心筋」の3種類がある
骨格筋の種類は用途と部位により様々形がある
骨格筋は少ないエネルギーで長時間動ける遅筋(赤筋)と多量のエネルギーで瞬発力のある速筋(白筋)がある
骨格筋は何度も動かして伸び縮みさせることで鍛えることができる
間違ったダイエットは筋肉が減少して痩せにくくなるばかりか、体型が崩れリバウンドの恐れがある
筋肉が減ることで基礎代謝量と消費カロリーが落ちるため
極端な糖質制限やカロリー制限はやめて適度な運動と適度な食事で攻略しよう
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです