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炭酸水は200mlの瓶を買ってください。

突然ですが、みなさん炭酸水はどのサイズを購入していますか?

・1L 150円のペットボトル
・500ml 100円のペットボトル
・200ml 150円のビン

私はある時、炭酸水を選ぶことで自分の中にひとつの重要な価値観があることに気づきました。

一番美味しいハイボールが飲みたい夜

夜、1杯だけハイボールを作って飲むことがあります。
仕事のあと、ふと気持ちを緩めることができる大切な瞬間であり、私にとってはささやかな楽しみでもあるこの時間。

そのため「飲むぞ」と思った日は、ウイスキーを割るための炭酸水を買って帰ります。

はじめのうちは、1Lで150円のペットボトルを選んでいました。単純に1mlあたりのコストが安く、明日も、明後日も買い足すことなくハイボールが飲めてコスパがいい。

しかし現実は、ペットボトルではすぐに炭酸が抜けてしまって、翌日には私の思う「美味しい」ハイボールは作れない。
惰性で美味しくないハイボールを飲むくらいならと、捨ててしまうことがありました。

この時、本当のコストパーフォマンスってなんだろう?

と思うのです。

価値観を揺るがす炭酸水

コストパフォーマンスがいいから、コストパフォーマンスがいいなどと言います。

多くの場合、安価で有用性の高いものを指して使われるこの言葉ですが、しばしば価格のことばかりに注意が注がれがち。
特に、安く・多く・一度に手に入るものを指すことが多いです。

しかし私はこの炭酸水を通して、1L 150円の炭酸水はコストパフォーマンスが悪いと思いました。

なぜなら、パフォーマンスに直結する「美味しさ」が1日で損なわれてしまうから。

どれだけ量があっても、その日に消費しない限り大容量の不味い水が残るだけです。多くの量を安く購入しても、楽しめるのが1杯ぶんだけでは安く購入した意味がありません。

では、この炭酸水、どうしたら一番美味しいものを最適な価格で手に入れられるのだろう?

答えは美容室にありました。

行きつけの美容室が出してくれた答え

私の行きつけの美容室では、カットの最中にビンのウィルキンソンを出してくれます。

ビンで冷えた炭酸水は、それだけでも喉を潤しとても高い満足度を得られます。

さらにビンはペットボトルと比べて炭酸が抜けにくい構造だそう。こうしたことも相まって、私のように「夜に、1杯だけハイボールを飲む」人にはビンの炭酸水が適していることがわかりました。

もちろん価格は約200mlで150円ほど。1Lと比べたら、5分の1で同価格です。
低価格でオトクな商品ではありません。

しかし私にとってのパフォーマンスである「おいしさ」を満たしたのは、このサイズと価格でした。

このことから、ある大きな答えを見つけることになります。

その価格、そのパフォーマンスと見合っていますか?

この経験は、量や価格に目が向くことでパフォーマンスがないがしろにされてしまいがちなビジネスの世界を客観的に突きつけてくれました。

長期目線で見たら明らかに利益が上がるSalesforceなどのDXツールを、目先の価格で導入候補からはずしてしまうことの損失。

明日、明後日、1年後、10年後の利益を捨てて、目先の小さなパフォーマンスに安い金額を払い続けてしまう恐れ。

「満足」を知ることは、正しい「判断」を導くために非常に重要なことでした。

満足を知り、判断に自信が持てるようになったことで迷いや不安も晴れていきます。世の中、大切なのは「価格」だけではありません。

では、もしパフォーマンスの良し悪しを選ぶことに迷ったら?
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