桜なんて「いつ咲いていつ散ってもいいや」と思っていたけれど
僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。
3月も気づけばあとわずか…
今年は比較的暖かい日が続き、桜のピークも早まるのか!と思っていたら、3月中盤から急激に気温が下がってしまい、まだほとんどの桜がつぼみの状態のようです。
昨年は3月後半に気温が急上昇し、3月最終週には満開の桜が楽しめていただけに、何か春の訪れを待たされているようでヤキモキしています。
2022年11月に賀茂川のほとりに新店舗を構えたことで、桜の開花状況はどうしても気になるようになりました。
それは賀茂川河川敷は桜並木になっていて、桜が開花すると一気に人出が増えるからです!!
2023年は初の桜シーズンでしたが、桜が咲いた瞬間前週より売り上げが一気に増加。コーヒー豆のストックも足らなくなり、慌てて用意したことを思い出します。
昨年は開花してから良い天気が続き、しばらくの期間桜シーズンの恩恵を受けました(笑)
売り上げはもちろん、商品のストックを用意しておくという意味でも桜の開花状況は気にするようになりましたし、咲いてから桜が残ってほしいので「晴れてくれぇ」と祈っています。
でも、賀茂川店をオープンするまでは
「桜なんていつ咲いていつ散ってもいいや」と思っていました。
何だったら、京都の桜シーズンはとんでもない人が訪れるので内心「早く散って落ち着いてくれ!」と思ったことも。
自分の仕事と桜に接点が生まれたことで、桜への想いに変化が生まれました。
京都は今、「オーバーツーリズム」の問題を抱えています。
観光客が多すぎて、バスや地下鉄に乗れないといった諸問題が浮き彫りになっています。
市民の立場としては、「もう勘弁…」という気持ちもありつつ、観光で商売をしている方のことを思うと、ただ色んなことを規制するだけでは誰も幸せにならないんじゃないかとも思うわけです。
その事を賀茂川店の桜シーズンを経験してとても考えるようになりました。
「相手の立場にたって物事を考える」
中々難しいことですが、京都の観光問題も多様な意見のもとで規制だけではない仕組みが作られて経済が循環していけばと思います。
とにかくもう桜が待ちきれない!(笑)
今年も沢山の方に美しい桜並木とコーヒーを届けられますように。
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