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僕が感じる「西陣」というまちの魅力

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

お店を構える京都・西陣では明日「つぎの西陣を作る交流会」、通称つぎにしが開催されます。

毎回6人ほどのプレゼンターが、西陣やその周辺エリアでの取り組みを発表。その後は参加者で小グループを作り感想をシェア。
最後は立ち話をしながらの交流会で終了です。

つぎにしの後にプレゼンターが営むお店やイベントに参加したり、SNS上でのつながりが生まれたりと、つぎにしの日で完結ではなく、そこから始まる関係性を紡ぐきっかけづくりの場になっているといつも感じています。

プレゼンターとしてもオーディエンスとしても参加したことがありますが、つぎにしをきっかけに繋がったことが沢山ありました。

つぎにしの一番の面白さは「一人一人のまちの見え方」を知ることが出来ること。
それぞれの方の発表を通じて、自分自身が見えていなかったまちの魅力や課題を知ることが出来ます。

「同じまちでもこんな見方、関わり方があるのか!」といつも勉強させてもらっています。

全国的なネームバリューがある「西陣」ですが、実は「西陣」という行政区域は存在していません。
「西陣町」や「西陣○丁目」といった地名はなく、地図上に西陣というワードは登場しません。

これは、応仁の乱で西側の陣が陣取っていたエリアとの由来に紐づくものですが…。
僕は行政区域が無いことでいい意味での「曖昧さ」が生まれていると感じます。
どこからどこまでを西陣とするかは本当にバラバラで、観光雑誌なんかを見てみても、どこを西陣エリアとするかはばらつきが見られます。

だからこそ、排他的ではなく「私も西陣の一員です!」と名乗っちゃえば受け入れてくれる感じがするのです。
そして、飛び込んできた人を受け入れる包容力がある。西陣はそんなまちだと勝手に思っています。

今でも西陣でお店をやっていると言うと「古くからのエリアでしきたりがあるんじゃないの~」と冗談ぽく言われることがありますが、実際は全くその逆で。
新しいものを受け入れる寛容さと好奇心があったからこそ、伝統文化を紡げているのではないかと感じています。

そんなめちゃくちゃ面白い西陣とつながるきっかけに!
僕も会場にいますので、ぜひ一緒に楽しみましょう!



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三輪浩朔(みわこうさく)@コーヒーショップLaughter(京都)
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