ラディカルアクセプタンス~苦悩耐性~
前回に引き続き過去を引きづらずに前を向いていくために必要なラディカルアクセプタンスの方法について書いていこう思います
「苦悩耐性」
簡単に言うと「苦難を乗り越えるためのガイドライン」といったところでしょうか。
これはaccept(受け入れる)という単語の頭文字に沿って案内されているもので、覚えようとするときも覚えやすいものになっています。
a→activity楽しい行動を取る
c→contribute他者に貢献する
c→comparaisonなるべく不幸せな人と自分を比べる
e→emotion 対感情(自分の感情を引っ張り出す)
p→pushaway 放置する(嫌な気持ちを一端置いておく)
t→though 思考する(嫌な気持ちを忘れられるような行動と一緒にする)
s→sensation 感じる(ものすごく大きな刺激を身体に与える)
ずらっと並べてみましたが、わりと多くなります。
簡単にできそうなものもいくつかありますが、ちょっとわかりにくいものは emotionである対感情でしょうか。
これは自分の気持ちや感情を素直に表現しましょうってやつです。
自分もよくやってしまうんですが、怒りや悲しみといった感情をこらえてしまうとますます落ち込んだり自分を嫌ってしまうことになります。
人間は喜怒哀楽がありますので、我慢することなくその都度吐き出していけば苦難も乗り越えていけるはすです。
あとは「though 思考する」「sensation 感じる」の2つに共通することは「嫌な気持ちから目をそらせるものであること」であればなんでも構いません。
もちろん人に迷惑を掛けてしまうものではダメですが例えば筋トレやランニングといったスポーツの最中はそれしか目が向きません。
また、熱い湯船につかったり、逆に冷水に打たれてみたり、一時的に目をそらすことができる行動も効果があるとされています。
では、次の方法を書いていきます。
インプルーブガイドライン
これもまた、「innprove 改善する」という単語の頭文字に沿った方法なので、並べていきます。
I imaging 想像 良い感情を思い出す
m meaning 意味 自分の苦悩に意味はあるのかどうかと考える
p prayer 祈る人 メンターや憧れの人を思い浮かべて尊敬してみる
r relax リラックス ストレスが掛かったらその都度解消する
o one thing in the moment 目の前にあることに集中する
v vacation 休暇を取る
e encourage 励ます 自分自身に励ましの言葉を掛ける
これもボリュームが多いものですが、中には当たり前にできていることもあるでしょう。
ちょっと複雑なものは「meaning 意味」でしょうか。
自分の苦難や逆境に意味を感じることが出来る人は「成長」しやすいと言われています。
「私はこの困難を乗り越えられたらもっと強くなれすはず」みたいに考えられる人ですね
成長マインドセットを持っている人とも言い換えることができます。
なんというかスーパー○イヤ人になる前にやる修行みたいなものかと。
ただ、あまりにも大きすぎる問題だとそのまま潰れてしまいますので、状況を見ながら逃げる用意もしていきたいですね。
こうして書いてみると、本当に色々な観点から人の気持ちって成り立っているんだなと改めて思います。
次回は3つめの「感情コントロール」について書いていきますので、もし興味があればお付き合いください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。