教員採用、SNSによる民意のうねり

●教員採用
どう考えても日程前倒しでなんとかなる話ではないと思う。
家庭や地域で解決すべき問題まで学校に押し付けすぎている感がある。

教員の採用もそうだが、生徒側の反応も不登校という形で顕在化している。
公教育から、N高といった民間へのシフト、そしてAIによる学習サポートと個別化になっていくしか道はないのではないか。

教員の成り手が減少しているとはいえ、子どもの数も70万人を割りそうな今年の試算が出ている。6年後の小学1年生は、約70万人なので学校の統廃合もさらに進むはずだ。

親の方も、民間の方がいいんじゃねという認識が、これからさらに増えることが予想されるし、そこまで心配ない気もする。

●SNSと民意のうねり
ぶっ壊せみたいな分かりやすさが受けているのだと思う。
「分かりやすさへの逃避」と表現した哲学者?が昔いたようだけど、社会の変化が大きすぎると、これが悪なんだという言説がうねりになりやすいのだろう。

上に書いた、教員採用の件に関しても、文科省いらないんじゃね?という論陣を張った言説がいきなりバズる可能性もあるし、検察などの対応についてもヤバいんじゃといううねりが生まれてもおかしくない。

アメリカの方では、イーロン・マスクが政府効率化省のトップになった。
これも政府(正確には肥大化した官僚組織)の解体を目標としている。
SNSの民意のうねりを、政治や官僚組織も無視できない状態になったのが今年の特徴かもしれない。

まもなく2025年を迎えて、20年代後半に突入する。
前半の5年はコロナパンデミックで忙しなかったが、後半はSNSの言葉のパンデミックが既存制度に対して猛威を振るうかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!