「印刷のいろはフェスタ 2024」で印刷を学ぶ
6月に参加したイベントになりますが、金羊社で行われた「印刷のいろはフェスタ 2024」がユニークで面白かったので、遅くなりましたが、備忘録がわりに個人的な感想をまとめてみました。
4年ぶりの開催「印刷のいろはフェスタ」
「印刷のいろはフェスタ 2024」は、6月7日(金)の午後と8日(土)に開催されました。
アメコミ風のキャラクター「Pちゃん」のインパクトのあるポスターを偶然見かけ、気になってイベントの内容を調べ、スケジュールを調整して参加しました。
「6月8日(土)よりも、平日の7日(金)の方がすいているのでは?」
と予想して、私は7日(金)に行くことにしたのですが、会場は親子連れや取引先と思われる方々などで思っていた以上に混雑していました。
「印刷のいろはフェスタ」は4年ぶりの開催なのだとか。こんな素敵なイベントが開催されていたこと、全く知らなかった……。
そもそも、公務員時代はスケジュール的にイベントへの参加は難しかったかもしれないのですが。
オリジナル名刺の作成
「印刷のいろはフェスタ」会場の金羊社には、17時前に到着。
1階のマシーンファクトリーコーナーで17時から行われる「オリジナル名刺作成」へ向かいました。各回先着20名でしたが(人気だったので、急遽、定員を30名まで拡大したようです)、私は無事に(?)オリジナル名刺を作成することができました。
オリジナル名刺作成は「印刷のいろはフェスタ」のキャラクター「Pちゃん」のデザインから1つ選び、Googleフォームから
・受付番号(必須)
・名前(必須)
・メールアドレスなど(任意)
を英数字で入力して完了。私は、メールアドレスのかわりに、noteアカウントを入力してみました。
「名刺ができあがるまで60分くらいかかる」との案内があったので、その間にスタンプラリーの台紙を持って会場内を見て回ることにしました。
「印刷のいろはフェスタ」は、さまざまな体験(一部有料)をしながら印刷を学ぶ構成になっていました。一部のみの公開でしたが、印刷工場の中を知るオープンファクトリーの役目もあったように思います。
オリジナルリングノートの作成
まずは、エレベーターで4階へ。さまざまな体験コーナーは、子どもたちでにぎわっていました。
4階奥の広い会場で行われていた「オリジナルリングノート作成体験」(1セット500円)は、表紙の用紙、本文の用紙、リングを選んで、自分だけのオリジナルノート(A5版)を作成するというもの。
最初に受付で料金を支払い、ノートの表紙を4種類の中から選びます。
私は、キラキラしたデザインの表紙にしました。
次に、ノートの用紙を選びます。
To Doリスト、罫線、ドッド、無地、「Pちゃん」がデザインされた用紙など、20種類くらいの用紙が机の上に並んでいました。5種類のカラー用紙のほか、「ユーライト(しっとりした風合の紙)」「ハイピアス(ざらっとした書き心地の紙)」「ミューマート(つるつるした触りご古都の紙)」の素材の用紙などがありました。
さまざまな種類・様式の用紙の中から30枚まで選び、どういう順番に並べるかを考えます。並べる順番にかなり悩みました。
最後に裏表紙をつけ、リングの色を選び(私は黒のリングにしました)、
用紙の横穴にリングを通し、専用の機械を使ってリングをとじてオリジナルノート完成です!
展示とワークショップで、印刷を学ぶ
オリジナルノートが完成した後、スタンプラリーをしながら館内を見て回りました。
展示「印刷のいろはを学ぼう」では、金羊社が実際に作成した凸凹したエンボス加工、光を蓄えて暗がりが光る蓄光印刷などのパッケージ製品が展示されていました。実際に手に取りながら見ることができるのは良いと思いました。
ほかには、「校正体験(まちがいさがし level.1)」や「逃げ出した羊を探せ!」という同じフォントを探すクイズなどをやってみました。
印刷技術、すごいかも?
オリジナル名刺の完成品は、3種類のカードとケースのセットになっていました。
マシンファクトリー内のカッティングマシンでは、他の方のオリジナル名刺のカッティング作業中でした。
写真からもわかるように、オリジナル名刺のカードも、カードケースも複雑な形をしています。カッティングマシンで、3種類のカード(各4枚、合計12枚)とカードケースが印刷された厚手の大判用紙から、1つひとつ高速で切り取っていく様子を、大人も子どもも「おおっ!」という感じで注目して見ていました。
展示コーナー以外にも、本や冊子、ポスター、パッケージ、アクリルスタンドや等身大サイズのパネルなど、金羊社が手がけた印刷物があちこちに展示されていました。
会場内は原則写真撮影禁止だったのですが、さまざまな紙への印刷だけではなく、推し活グッズでおなじみのアクリルスタンドとか、キーホルダーとか、
「こんなものにも印刷が使われているんだ!」
ということを知ることができました。
印刷技術も進化していることがわかりました。
会社の建物内を巡回しながら印刷について学ぶイベントは、規模的にもちょうどいいと思いました。(会場が広すぎると、見てまわるだけで疲れるので……。)
来年も開催されて、スケジュールが合えば、また参加したいと思っています。