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サービスの提供方法も、全体設計の中で考える
1月に始まった「コンサルタント養成講座」。6月24日(土)に、無事、全12回が終了しました。
この記事では、6月10日(土)に行われた第11回「事業としてのビジネスモデル」を受講しての気付きと感想をまとめています。
自分が提供するサービスは何なのか?
講座で繰り返し言われていることですが、ビジネスでは「戦略」と「設計」が重要です。つまり、「何で稼ぐ会社なのか」を明確にすること。すべてを自分(自社)でやろうとすると、失敗することが多いのだとか。提供サービスを絞り込んで、それ以外は外注するという選択も必要になります。
なお、提供サービスのメニューを細分化しすぎると、付加価値がなくなってしまいます。つまり、安物の詰め合わせになってしまい、「忙しいのに儲からない……。」という状況になるそうです。
粗利率はいくらに設定すると良いのか?
外注の際に注意する点は、粗利率をいくらに設定するか?
講師の磯部さんによると、
「外注に対して、粗利率を3割のせる会社は儲かり、2割の会社は儲からない。」
のだそうです。
それでは、原価100万円を3割の粗利率にするには、いくらに設定すると良いのか?
何となく
「100万円に30万円をプラスして、130万円?」
と考えてしまいがちですが、
30万円/(100万円+30万円)×100 → 約23%
となるので、誤り。
実は、原価を約1.5倍にするのが正解なのです。例えば、100万円で仕入れたものの場合は、約150万円だと3割よりも少し多くなります。
50万円/(100万円+50万円)×100 → 約33%
原価を1.5倍してから少し割り引くと、粗利率約3割に近づきます。
実績のあることしか売らない
磯部さんによると、スモールビジネスの場合、自分/自社で試したことが売れるのだとか。
これは、自分で経験して実績のあることや試したことをサービスとして提供していくこと。もし、実績がないのであれば、資本金などを使って自己投資をして、自分でやってみて良かったら、他の人にも勧めることができます。
つまり、実績があることしか売らない。「自分の実績があるからこそ、自信をもってサービスとして提供できる」と言えるかもしれません。
なお、提供サービスのメニューを細分化しすぎると、安物の詰め合わせのようになってしまい、付加価値がなくなるだけではなく、忙しいけれど儲からないという状況になるそうです。そうならないためには、
・お客様に高付加価値を提供できるサービスメニューを作成し、差別化する。
・提供できること/できないこと をはっきりさせる。
ことが必要になってきます。
サブスクモデルのメリット/デメリット
磯部さんが経営する福水戸屋は、様々なサービスをサブスクプランで提供しています。この講座では、サブスクプランの特徴や金額別の利用パターン(「コンサルタント養成講座」もサブスクプランのメニューの一つです)、メリット/デメリット、運営上の注意点などの説明がありました。
確かに、コンサルタントで入ったとしても、コンサルを進めていくうちに、お客様のニーズが変わっていったり、業務改善によって支援内容が変わっていくこともあるのではないかと思います。そうなると、「何を、どこまでやるのか」という問題が発生するかもしれません。
お客様側から、
「できれば、こういうこともやって欲しいんだけど……。」
と言われた場合、コンサル側はどうするか?
コンサルの中で受けることができる内容の場合もあるし、範囲外の場合もある。範囲外の場合は、別契約となり、追加料金も発生する。そうなった場合は、お客様はやるかどうかの判断も必要になる……。
一方、サブスクプランの場合は、ポイントを使って、お客様のニーズに沿って柔軟な提案をすることができ、支援の内容を変えることもできるそうです。これによって、他のコンサルとの差別化ができる一方で、ポイントの管理が煩雑になるというデメリットもあるのだとか。福水戸家では、ポイントを管理する事務スタッフをおいて対応していると言っていました。
(ちなみに、「コンサルタント養成講座」もサブスクのメニューの一つです。)
半年で自分はどうなった?
「コンサルタント養成講座」は、「いつか、役に立つかも?」と、案内があった後、すぐに受講を決めましたが、「いつか」ではなく、今の自分に役立つ内容でした。
また、客観的に自分自身を評価してもらえる機会にもなりました。
私は、コンサルタントがどういう仕事をしているかもよくわからず受講しました。それでも、磯部さんの説明がわかりやすかったので、内容は理解することはできたと思います。でも、その先、
「それでは、自分はどうする?どういうサービスだったら提供できる?」
で思いっきりつまづいています。
講座自体は6月で終了になりますが、アーカイブ視聴で復習をしながら、未提出の宿題にチャレンジしつつ、私自身の提供サービスの内容について、もう少し考えてみたいと思っています。
(なお、「コンサルタント養成講座」を受講し終わっての感想や全体の振り返りは、別記事としてまとめる予定です。