心地良い音空間。 ~ 辻󠄀井伸行 オルフェウス室内管弦楽団コンサート ~
今週もコングラボードを頂けました。
お読み頂いた皆さま、有難う御座いました!
一度生で辻󠄀井さんのピアノを聴いてみたくて、チケットも手が出ないお値段では無かったため抽選に参戦し無事にゲット!
これまた行って見たかったサントリーホールだったので、ルンルンで出掛けて来ました。
洒落た土地ギロッポンへは来る機会が殆ど無く、利用した地下鉄の路線も記憶にない位久しぶりだったので、完全おのぼりさん。
地上に出てすぐの首都高や高層ビルに大都会を感じながら、高層ビルの構内地図を念入りに確認してサントリーホールにどうにか辿り着きました。
ドレスコードがあったらマズイと思いましたが、自分と同じ普段着な感じの方も多くひと安心。
360度周りを囲んだ舞台セットは初めてで、自分は2階席の一番後ろでしたが、奏者の方をほぼ正面から観ることが出来ました。
奏者の方の後ろは良い席だと思いますので、買えませんでした(笑)
席はほぼ満席。
コロナ発生から少し経った頃にフィルハーモニーのクラシックコンサートへ出掛けた時は、席の両隣は必ず空けた状態で空席がかなり多く、声を出すわけでも無いのに!!っと内心プリプリし、奏者さんたちがなんだか気の毒に思えて、演奏後は手のひらから血が出そうなほど拍手をした記憶があります。
それを思い出すと、両隣が空くこともなく、ほぼ満席なんて素晴らしいことです。
今回のプログラムはこちら。
ホームページからコピペベタ張りがバレバレですが、全くクラシックに詳しく無いのでお許しくだせぇ。。(だれに?)
第一幕:
アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲
ショパン:ピアノ協奏曲第2番(オルフェウス版/リー編)[ピアノ:辻井伸行]
第二幕:
ムソルグスキー:展覧会の絵(オルフェウス版/ノーポス編)
上にも書きましたが正直に言いましょう。
予習をするしないに関係無く、文字だけでは全部知らない曲でした・・。
実際に演奏されて、展覧会の絵は「あ、これがそうなんだ!!」と気づく体たらく。
・・・しかし。
そんな抜け作でも、やっぱり生の演奏は素晴らしい!!と大感激。
前回のクラシックコンサートも素晴らしいと思っていましたが、今回は「聴いてみたい数少ない知っているピアニスト」だっただけに、感激も倍増。
辻󠄀井さんのピアノはひとつひとつの音がふんわりと独立して聴こえました。
力強いタッチでも「ガーン」と叩きつける感じでは無く、強いけどふんわりといった感じ。
ソロパートは特に耳に心地良い時間でした。
楽団と一緒の時も程良く混ざり合った演奏が素敵でした。
場内は若干寒いくらいでしたが、辻󠄀井さんはちょいちょいポケットからハンカチを取り出しては汗を拭き、演奏って体力使うのね・・と改めて知りました。
第一幕が終わって去って行く辻󠄀井さんは遠めでもニコニコしていて可愛らしい方でした♪
事前に配布されたプログラムで「展覧会の絵」のストーリーを読んでいたおかげで、第二幕の「展覧会の絵」はストーリーを思い浮かべて聴くことが出来ました。ふんわりとですが(笑)
ムソルグスキーさんの生前は、その音楽の才能を認められず報われない人生だったそうですが、いまこうして感動する人がたくさんいますよ!とお伝えしたいです。(念じましょう)
「展覧会の絵」はさまざまな国の風景画がモチーフだそうで、最後の第10曲は「キーウの大きな門」という曲です。
ロシアの風景もあります。
美しくまとまることは出来ないと思いますが、両国の現状がどうにか演奏が必ず終わるように速やかに収束して欲しいと願います。
そして第一幕でも第二幕でもアンコール演奏がありましたが、聴いたことがあっても題名が分からないためご紹介出来ず・・、くぅぅぅ!!!
演奏を聴いて帰る道すがらでは何だか豊かな気持ちでいられた気がします。
ベタですが音楽は素晴らしいです。
5月に辻󠄀井さんのコンサートがあると知り、チケット取れるかしらっと検索したところ手の出ない価格帯のチケットしか残っておらず断念、クゥー!
話はやや変わりますが、1回だけバレエを観たことがあります。
その時は子どもの頃の同級生がたまたま出演していて大興奮でした。
またバレエや雅楽など日本の古典ものにも足を運んでみたいです。
帰りに上機嫌で激写したギロッポンの風景を貼っておきます。
(ルンルンを反芻)