【読書】親方が、村長が言う事に間違い無し! ~ バイバイ、ブラックバード 伊坂幸太郎 ~
ほぼ自宅の事務所で仕事をするようになってから、通勤しない生活が長くなり、読書することからしばらく離れていました。
それが助っ人のバイトへ出掛けるようになり、片道50分程の移動時間が出来たことにより、読書を再開するようになりました。
積読状態の本から徐々に読んで行くと、程なく全て読み切りました。
仕事中にパソコン画面とにらめっこ状態なので、スマホを見て何かする動作は「電話・個人メール・LINE」くらい。あまり動画を見る、音楽を聴くといったこともしないし、これらをしているとバッテリーの減りが早いので外出中はラジオオンリー。
そんな感じなので、通勤中は目が寂しいので本を読みたい。
本を選ぶ時は好きな作家さんの読んでいない文庫をチェックしたり、出版社の新聞広告を見て面白そうだと思ったら本屋さんへ足を運ぶ感じ。
それと並ぶようにラジオで面白そうな作品はメモを取ってみたり。
さらにこの人のオススメに間違い無い!!と思っている方がいらっしゃいます。
素晴らしいテレビ番組「5時に夢中」コメンテイターの中瀬親方や、ラジオ「あなたとハッピー」のブタ村の村長こと新潮社出版部長の中瀬ゆかりさん。テレビを見ないので中瀬親方と志麻子先生の5時に夢中は、YOUTUBに上がっている場合は片っ端から見るほど大好物だし、あなたとハッピーはラジコのタイムフリーで欠かさず聴いています。
「あなたとハッピー」内で中瀬さんがオススメの本を紹介して下さるのですが、こちらで紹介された本を時々買います。中瀬さんは新潮社以外の本でも面白いものはオススメとして普通に紹介してくださるところが素晴らしい。そしてハズレが無いことに「さすが出版部長!! ありがたい!」とホクホクしています。ゴジム内でも紹介されているのですが、残念ながらゴジムは面白シーンの切り抜きばかりで紹介コーナーをあまり見る機会が無く。。。
その「あなたとハッピー」で紹介されていた、井坂幸太郎さんの「バイバイ、ブラックバード」を買ってみました。
以前に「首折り男のための協奏曲」も薦めていらした時に、初めて井坂さんの本を買って読みました。あまり読んだことのない風合いだし、自分では選ばないタイプでしたが、これが面白かった!
なので、通勤の友として「バイバイ、ブラックバード」も期待しながら読み始めました。
短編の作りですが、ストーリーは、ある男性が泣きを入れて自分の身辺整理をしてからある場所へ向かわされる話。この男性と回りを彩る人たちとの関わり合いの妙。個々の人物設定がとても面白く、それでいて感情移入しそうでムムッ??と思ったり。
助っ人バイトへ1回行くと、大体1章を読むペースだったので、バイトへ行くことも億劫にならず、返って楽しみになったり。
先週はバイトが休みだったので読めず。あの後どうなるんだろう?と思っている矢先の今日は通院だったので、待ち時間に「最後の1章」を読むハメになりました。が、そんなことは気にもならず、何なら「呼ばれる順番、後でも大丈夫ッス」と思う位、最後のシーンにはグっと来るものがありました。
診察が終わり夕飯後にあとがきなどを読んで、「そうなんだ!」と思ったので、太宰治の「グッド・バイ」を今すぐ読みたい衝動に駆られています。
明日、買いに走ると思います。
さらに、これから井坂さんの作品を読んで行こうと思いました。
クセになる作家さんですね。
先日、知り合いへ送る絵本を本屋さんへ買いに行ったときに、買いたかった絵本は無かったけど、目に付いた新書があって買いました。
その新書を書いた方が数日後ラジオにゲストでいらしていて、お話がとても楽しかったのでこちらも読むのが楽しみです。
感想はまた、いずれ。
バイバイ、ブラックバード・・、続きを勝手に夢で見たいです。
そんな気持ちになる作品。