楽しいお出かけ ~ From赤パン to白パン ~
この週末、どこか行こうかしら。
引きこもりし過ぎている年頃(40代)により、人とコミュニケーションを取るべく久しぶりの幼馴染を引っかけて、お出かけの予定を組みました。
LINEの打ち合わせにて「商店街を攻めましょう」となり、武蔵小山商店街や戸越銀座商店街辺りにしようと思っておりました。
ですが、近未来の下見を兼ねて「巣鴨地蔵通り商店街」へ出掛けることに。
「赤パン」を先取りして、同年代の最先端を走ろうという自分の提案に幼馴染は「美味しい定食屋さんがあるからそこへ行こう」と被せて来ました。
やり取りに利害の一致を見たため、いざ巣鴨地蔵通り商店街へ!!
(一致したの?利害って?とか聞こえない)
山手線の某駅で待ち合わせをして久しぶりに会いましたが、空白の日数を感じさせない下世話トークが弾みます。
本日の予定は「巣鴨地蔵通り商店街」の美味しい定食屋さんで昼食を取って、さらに商店街で食べ歩きをし、腹ごなしで六義園を散策後解散といった身体に優しいコース取り。
11時にJR巣鴨駅に到着し、改札を出てすぐ見える商店街のアーケードに心を躍らせます。
商店街の手前から渋いお店が立ち並び、幼馴染は「絹織靴下3点で1100円」にしばし釘付けでしたが、目指す定食屋さんはいつも行列なので先を急ぎます。
安定の下調べ無しなので、ふんわりした記憶「商店街の左側にお店がある」のみで向かいます。
商店街を入ってすぐから和菓子のお店がやたらと誘惑してきて、塩大福と大学いもが定食屋さんへ急ぐ視界を塞いで来ます。
まずは、とげぬき地蔵尊を参拝。
入り口のお線香の煙を「呆けませんように」と一身に頭に浴びせます。
切実です。
そして、幼馴染と定食屋さんの名前は何だったか・・と、決してスマホを取り出さず、確実に思い出せない記憶の扉をノックします。
(開かずの間)
すると幼馴染が「あれじゃない?」と「ときわ食堂」の看板を指差し、記憶の扉がパカっと開きました。
(開かずの間、ふすま説)
ラッキーなことに列は出来ておらずスルリと入店し、カウンター席を陣取ります。
何にするぅ??
店内に張り出されたメニューをあれこれと詮索し、他のお客さんが食べているところを盗み見した結果、二人とも「ミックスフライ&定食セット&タルタルソース」をチョイス。
料理を待つ間に、あれよあれよと外に列が付き始めました。
「タイミング良かったねぇ♪」と、料理が届く前にも運の良さにルンルン。
すると、待望の食事がやって来ました!
ミックスセットには食べたかった「アジフライ」も「エビフライ」も「カキフライ」も入っていました☆
カキフライは2個も!!!
「個別のものにしないで正解だったね」と、二人でほくそ笑みながらホクホクと頂きました。
タルタルソースもタマゴの味がしっかり感じられ、マヨネーズに頼らない優しいお味。
フライは全てボリューミーでアジフライは肉厚、エビは厚着の衣では無く薄着でありながら端から端までしっかりエビがIN、カキはプリップリ。
朝食がしんみりしていた自分には染み入る美味しい昼食でした♪
商店街は往路はお店を吟味して歩き、折返しの復路で吟味した何某かを買い食いしようと相成りました。
そして大事なあのお店「赤パンツの元祖マルジ」。
華やかなレッドの外観で一発でマルジと分かります。
以前に出向いた時はハンカチーフを買うことも躊躇いましたが、今回は満を持して「赤パン」を買う決意を持って来ました。
幼馴染とどの刺繍が良いかと熱く討論。
干支が良いか・・
お地蔵様が良いか・・・
(お地蔵様を穿いて良いかは置いといて)
巣鴨通りゆるキャラの「すがもん」か・・・
しかし、自分は以前から目を付けていた「若ガエルみどりちゃん」がベストであると結論付け、つつがなく購入致しました。
(討論時間15分弱)
気付けば幼馴染はさり気なく購入せず。
それもまた人生。
そのままテレテレと商店街を見て歩きます。
商店街のラストを護って下さっている、猿田彦大神庚申堂さんを参拝。
復路で食い倒れようと思っておりましたが、思いがけず定食の腹溜まりが良く、幼馴染は買い食いは出来ない・・と弱気に。
取り敢えず興伸の大学いもはお土産として押さえ、自分は商店街入り口で釘付けとなったお店で、塩大福ではなく草餅をゲット。
(写真撮り忘れ)
これがお餅もっちもちで甘すぎないこしあんがス・テ・キ♥
むしゃむしゃ草餅を食べる自分をよそに、商店街手前で目を付けていた絹織の3点1100円靴下を幼馴染が吟味し始めます。
渋い柄を選ぶ幼馴染の目は真剣。
選び抜かれた靴下3点を購入し、ホクホクの幼馴染。
「え? 草餅、もう食べたの?」
真剣な選択の時間が長かったことは不問にした優しさ。
(自画自賛)
以前に街歩きをした際、長時間歩いて股関節を傷めた幼馴染が「もう歩けない」と泣いた為、今回は身体に負荷が掛からない程度の街歩きにしようと思い、次なる六義園で街歩きは打ち止めの予定でした。
そんな優しい気持ちから、だらだらと徒歩20分位かけて商店街から六義園に到着。
梅は咲いているだろうという予測は見事に外れ、梅どころか何も咲いておらず、ステキなお庭と所々水が抜かれた池を堪能。
幼馴染と出掛けると、季節のお花は全て落ち、枯れていることがマスト。
「まただねぇ、あははは」っとガッカリすることも無く、代わりのように幼馴染は池にいた謎の黒い鳥を激写。
しかし、人間の男性の横顔風に撮れてしまったため「(禍々しくて)危険だわ!!」っと、素早く削除。
スマホに怪しい何かが住んではいけませんものね。(サラっと不穏)
ここで打ち止めのつもりがダラダラと歩き続け、駒込の吉祥寺さんを参拝。
近くにあった道路の地図で「根津神社」を発見し、「有名な神社だから」という雑な理由でテクテクと目指します。
肝心の場所では花が見れなかった代わりに、話の花は咲き誇ります。
(ここが痛い、あそこが痛い、老眼情報、人のうわさなど)
ハっと気づけば根津神社に到着。
たまたま節分の日だったため、境内は何だか熱気ムンムン。
さらに何かのイベントの経由地?になっていたようで、パンフレットを持ったヤングもたくさんいらっしゃいました。
本殿にお参りして帰ろうと思っていたのですが、節分の豆まきイベントが行われていたため見物することに。
唐門から舞殿へと続く渡り廊下を歩く今年の豆まき隊(きっと違う名称)が、それぞれ手に持ったお菓子やお豆を盛大に詰めかけた参拝客に放り投げます。
本気の参拝客は廊下のすぐ下に陣取り、大きい紙袋のクチを広げて投げられた物を次々とキャッチしています。
自分と幼馴染はちょっと離れていたので「節分だったね、そういえば」っと呑気に見物。
時折大きめの何かがブーメランのように投げ出され、やや遠くまで飛んで来ますが、自分たちのところには来ません。
しばらく眺めていたのですが投げるものが無くなりつつあり、終わりかけたその時。
ブーメラン状に飛んできた何かがこちら方面に飛び、自分たちの横にいた人たちが取り損ね、バレーボールのスパイク的に叩き落し自分の胸に飛び込んで来ました。
ビックリして受け止めていたら、自分の横にいたおねーさんは飛んできたブーメラン状をガッツポーズのように振り上げた右手でダイレクトキャッチ。
キャッチしたおねーさん本人も鳩に豆鉄砲状態でしたが、「おお、カッコイイ!!」っと、拍手を送りました。
「今年はイイコトあるかもねぇ」っと、本殿に参拝して神社を後にしました。
「なんかすごい距離を歩いて来たね」
道路の地図を見たら驚いたことに上野が割と近く!
流れ流れて歩いて来たら、上野動物園の前に付きました。
「入園料はいくら?」
「(大人)600円」
15時半でしたが、閉園までまだ猶予があります。
歩き過ぎて頭が回っていないため、吸い込まれるように園内へ。
土曜日の動物園はカップルや家族連れの方で賑やか。
取り敢えずパンダを見よう!!っと、パンダへ通じる道の途中の動物を見学します。
しかし道中、既にお部屋にご帰宅の動物も多く、ガランとした遊技場?が寂しい感じ。
フラミンゴとペンギン、カンガルーを斜めに見ながら、パンダ舎へ急ぎ来ます。
赤ちゃんパンダ2頭は非公開、さらにお住まいの事情によりシンシンは見られず、リーリーのみを見学しました。
物凄くわっさわさある笹の向こうで、一心不乱に笹を堪能するリーリーの頭頂部を拝みました。
スマホがボロいため自分の写真はブレブレとなってしまい、送って貰った幼馴染の写真も貼ることに致します。
これでスマホの機種変更の機運がかなり上がりました。
幼馴染が見たかったトラは早上がりだったようで、寂しい遊技場を飼育員さんが熱心にお掃除されていました。
急に疲れを感じてサル山を漠然と見学し、猛禽類のゾーンでエサのハツカネズミを突っつく鷲に幼馴染が悲鳴を上げて、街歩きは終了となりました。
閉園時間となり動物園を後にして、上野駅へ。
トータル20000歩を超える、当初の予定を無視し切った、全く身体に優しくない街歩きをしました。
幼馴染と別れて乗ったバスでは居眠りしまくりで、危うく乗り越してしまいそうに。
翌日の日曜日は寝たきりとなり、二日経った現在、全身がふんわりと筋肉痛です。
でも、赤パンを穿けば力が漲るに違いありません。
洗濯で色落ちの怖くない日を選び、着用したいと思います。
赤パンから白パン(ダ)へ。
充実した楽しい街歩きでした。
皆さまも巣鴨へ行ったら、マルジにGO!!!
レッツ☆赤パン!!!