ズボっとハマった!! たまらない! ~ ナイロン100℃ 49th SESSION 『江戸時代の思い出』 ~
今年の3月に観た舞台で、犬山イヌコさんと峯村リエさんが面白くて、記憶に残っていました。
そしてチケットサイトからお二人が出演の舞台案内メールが届き、どうしようかなぁと思いつつ、チケットのお値段と会場の行きやすさから抽選へ参戦し、ゲット!
出掛ける前にバタバタしていて予習をしていなかったのですが、とにかく観劇へGO!!
自分的に観やすい席の前から7列目の真ん中寄りも嬉しいところ♪
ここからネタバレの感想を書きますので、観劇予定の方は後日お読み頂けましたら幸いです♪
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江戸時代のある日に、武士之介(単なる町民)こと三宅弘城さんが、たまたま通りかかった徳川家家来の桂川人良こと大倉孝二さんへ「拙者の思い出話を聞いてくれない?」と話し掛けます。
ですが、大倉さんは参勤交代の最中で、考え事をしている内に道中の仲間とはぐれてしまって、迷子状態。
三宅さんの思い出話なんか聞いている場合じゃないのですが、執拗に食い下がり「聞いて、聞いて、絶対聞いて!!」と言った感じのしつこさに根負けして茶屋のベンチで渋々耳を傾けることになります。
そこへ、現代の服装に身を包んだ5人が各々スコップを持って軽快なステップを踏みながら登場してきます。
男女二人ずつの四人は同級生であり、遠い昔に埋めたタイムカプセルを掘り返そうと集まった仲良し同士ですが、声を掛けていたもうひとりの女性は昏睡状態とのことで不参加。
しかし、そこに担任だったと言い張る、怪しげなおじいさんも何故か参加しています。
早速この思い出に大倉さんは疑問を抱きます、この人たちの中に三宅さんはいなくない?っと。
そこへ、不参加だったはずの昏睡状態の女性(チープな作りのお人形)が車椅子に乗って池田成志さんに押されながら登場します。
その時、同級生の内のひとりが「タイムカプセルを見つけたわ!!」っと、「脳みそ」を高々とかかげ、挙句に「生き生きとしているわ!!」とみんなで盛り上がります。
疑問を抱く大倉さんへ「あれ(脳みそ)が拙者で御座るよ♪」と教える三宅さん。
伝わっているかと思いますが、ナンセンスで不条理なストーリー展開です(笑)
この感じで三宅さんの茶店の娘へのホの字な話があったり、江戸時代に発生した疫病による飢饉話でリアル食うか食われるか話があったり、けったいなお尋ね者が現れたり、大倉さんは実は参勤交代からはぐれたのでは無いのでは??があったりと、壮大な全3話とエピローグの構成となっています。
無茶苦茶な展開なのに、なぜか友情を育む三宅さんと大倉さんがお茶目でかわいい二人でした。
セリフが最初っからいちいち面白く、登場人物は一癖も二癖もあり・・じゃなくてアホばかり(笑)
会話の数珠の繋がりが、自分にはツボで沼でずぶずぶに面白かったです♪
話しごとに役が変わる人がいて、お化粧や衣装替えが大変そうでしたし、開演直後の素敵な歌唱ショーと、エキサイティングなアニメに疾走感がありました。
アニメがストーリーを説明していたのか、今となっては辻褄がわかりません(笑)
もう一回見たら、もっともっと大笑い出来そうな、そんな作品でした。
そして、客席によっては「え?あたい??」といったスリルがありますので、ご注意あれ。
こちらと先に貼り付けた「骨と軽蔑」は、演出がケラリーノ・サンドロヴィッチさんなので、ケラリーノさんが自分のツボであると分かりました。
上手く感想が書けていない自信があります。
ぜひ、劇場へ急いで下さい!
自分の感想を読んでいる場合じゃございませんよ(笑)