2020年2月の記事一覧
言葉のセンスの磨き方
今年に入ってから、社内でかんたんなライティング講座と、これまでの成果を発表する機会が続けてあった。ありがたいことにどちらも評判が良くて、「うちの部にもライティングという特殊スキルを持ったプロフェッショナルが入ってきてくれて嬉しい」と言ってもらえた。自分がジャンプ漫画の特殊能力を持った人間(幽遊白書の禁句の能力者海藤的な)になれたみたいでとても嬉しかったのだけれど、最近考えているのは、何故自分が能力
もっとみる人の形をした偶然を愛したい
いまあなたの目の前に誰かいるだろうか。その人とはどういう関係だろうか。どこで出会い、なぜ一緒にいるのか。
出会いの不思議さを丁寧に考えていくと、最終的には偶然に落ち着いてしまう。
あの日飲みに行ったから、仲良し。
あのときを乗り越えたから、親友。
その家に生まれきたから、家族。
あらゆることにおいて、あなたがその場所にいて、そのときの行動をすることは、必然性はほとんどない。
自分には、確か
ひらやまさんへの手紙
あれは、昨年の暮れ。
一通のDMが届いた。相手はcotreeのひらやまさん。
これって、どうしてなんでしょうね、嶋津さんから見た景色がとても気になり、教えていただきたく!
その話は、長くなりそうだ。僕は年内に、手紙を書くと言って少しだけ返事を待ってもらった。
***
話の流れを整理しよう。そのDMの前に、僕はあるnoteを読んだ。
ひらやまさんという人柄や言葉に、人がどんどん集まってい
「速く・上手く」原稿を書くために必要なこと。
先輩編集者の「5つの教え」 文章を書くことを仕事にしている人にとって、大切なスキルのひとつが「速く書く」ことだ。じっくり時間をかけて大作を書き上げる仕事にも、もちろん意義はあるが、僕も含む「組織ライター」にとって、そういう仕事は稀である。というか、ほとんどない。なぜならば、大抵の書き仕事の場合、僕ら自身のクリエイティビティなど求められていないからだ。
当たり前だが、創作性よりも、締め切りや納期