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【おすすめの書】なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?の重要ポイント⑤

苫米地英人さんは自己啓発の分野では
最も有名で第一人者と呼べる方だと思います。
その苫米地英人さんの本の出版に携わり、
多くのベストセラー本を産み出した
元フォレスト出版の編集者だった
長倉顕太さんが書かれた本がこちらです。

この本の中から重要だと思ったポイントを
紹介させていただきたいと思います。

凡人はストーリーが大好物

私たちの特性は、一言で表現するなら
「当たり前」のストーリーを好むというものだ。
それを喜んで見たり、聞いたりする。
そこでいろいろなものが生み出され、消費され、
経済とも結びつきながら社会が出来上がっていったのだ。

以前、『水戸黄門』という時代劇が、
世界でも類のない長寿テレビ番組として
オンエアされていた(なんと42年間も!)。

毎回、同じストーリー展開にもかかわらず、
お茶の間では大人気の番組を家族で
観ながら(観せられながら)、私は子ども心に、
「なんで毎回、同じ話なのに観るんだ?」と思っていた。

それを家族に聞いてみると、
実に拍子抜けするような答えが返ってきた。
「あの印籠が出てくると、スカッとするんだよ」

毎回、ほとんど同じ展開なのに!?
そこで幼いなりに感じたわけ。

「私たちはストーリーが大好物なんだ!」

しかも、同じストーリー、知っている物語……。

ここに私は危機感を覚える。
なぜなら、私がいた出版業界の世界に置き換えるならば、
自分自身の向上のために手を取ったビジネス書を読んでいくうちに、
いつのまにか「他人の物語」に巻き込まれていくことになるからだ。
そこに書かれていたのは、紛れもなく、
成功した誰かの、成功したストーリーなのである。

たしかに、そこにはわかりやすい
ストーリーがあったのかもしれないし、
もともと知っている物語だったのかもしれない。

ところが、それはとても浅い仕掛けになっていて、
私たちはそういったストーリーを確認することで、
実は快感や安心を得るにすぎないのではないだろうか、
と感じるようになった。

さらに、危険なのは、先ほども書いた通り、
そこには「他人のストーリー」があるだけであり、
他人の価値観がかいてあるにすぎない。

そして、(何度も書くが)さらに危険なのが、
それは「すごい人」のストーリー、
「特別な人」のストーリーであり、
私たち凡人の99%には何にも関係のない物語だということである。

なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?

スピリチュアル本とか引き寄せ本というのは
同じような人が同じような内容のことを書いてますね。
そして本を買う人もほとんど同じ人で、
みんな揃って結果が出なくて「次こそは」と思って
また本屋に行ったら新しい本が出ていて、
それを買って「こんどこそ実践しよう」と思うものの
いつの間にかモチベーションが無くなって・・・
こんなことの繰り返しだと思います。

本を書いた人はたいてい上手く行った人?もしくは
上手く行ったと思われてる人?だと思います。
本を買う人というのは本を読んでストーリーに情を入れ
(情を入れること=悪魔術)、
自分も成功したような気分になって、
自分も成功できるような気がするので(?)、
次から次へと似たような本を買ってしまうのだと思います。
そしてまた結果に繋がらない・・・

みなさん、縁日の千本引き、
一度くらいやったことあるのではないでしょうか。

これ、ほとんど当たりの賞品とは繋がってない!?
という噂が広まっています。
もしかしたら本当に当たりが入ってる店も
ごくごく稀にあるかもしれませんが、
基本的には当たりは入ってないと思います。
個人的にそういう穿った見方をしているだけですが・・・

スピリチュアル本も引き寄せ本もこれと同じだと思います。
基本的に当たりは入ってません。
だから売れるんです。特定の層に・・・
再現性はともかくストーリーを好む特定の層に・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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