僕が日々接客で意識してること「お客様の分け目」
こんばんは。
ティーズヘアーの大地です。
毎日沢山のお客様に
ご来店頂きいつも本当に
ありがとうございます。
先日サロンワークをしている中で
ふと改めて、
お客様の分け目を知っておく事は
凄く大事なことだよなぁ
と思ったので
今日はこのテーマについて
綴りたいと思います。
というのも先日、
いつも担当させて頂いてる
ショートの女性のお客様がご来店された
時にですね、
1年前に初めて担当させて頂いた時の
そのお客様とのやり取りを思い出しました。
1年前というと
僕がデビューしたばかりの時ですね。
思い出したのはこんなやり取り↓
僕がカットを始める前に
お客様にお尋ねしました。
「分け目はこちら(左)で良かったですか?」
するとお客様は
「いいえ、こっち側(右)です。」
と言います。
「すみません!右側でしたね(汗)」
と僕が言いました。
こんなやり取りです。
そのお客様の分け目は
自然にクシでといたら
普段分けてる右側ではなく
必ず左側で分かれます。
なので僕も無意識に自然にクシでとかしました。
そうすると自然に左側で分かれるので
左側で分けて
その分け目でお尋ねしてしまったのですが
そのお客様は普段からあえて
ずっと右側で分けてるのです。
なのでその来店された時も
分け目は右側でご来店されて
その状態でお客様とのカウンセリングをして
カウンセリングが済んで
シャンプーして
カットを始める前に
お客様の分け目を忘れてしまい、
意識せず無意識に
自然に分かれる左で分けてしまった
という出来事です。
これではお客様は不安を感じますよね。
「この人本当にわかってるかな?」
と僕がお客様だったら感じます。
そして
それから3ヶ月後…
再びカットにご来店されたんですね。
(担当させて頂いて2回目のご来店ですね)
カウンセリングして
シャンプーして
カットを始める前、
僕は言いました。
「分け目はこちらで良かったですか?」
僕が分けた分け目は左側だったんですね。
そうです、
普段そのお客様が分けている右側の分け目と
逆の分け目です…。
前回と同じ過ちを犯してしまったんですね。
お客様は言います、
「あ、こっち(右側)です。」
少し苦笑いをしていました。
僕はその
少し苦笑いをしながら言われた瞬間に
思い出しました。
(あ、前回と同じことをしてしまっている汗)
僕は言いました、
「右側でしたね。」
「前回も僕間違えてしまいましたよね。」
「すみません。右側で分けますね。」
「失礼致しました。」
もし僕がお客様だったら
この様に思います。
"この担当の人前回のカット覚えてないかな"
"カウンセリングも適当だったのかな"
"希望通りやってくれるかな"
"不安だな"
そうです。
良い印象は持ちません。
皆さんもどうですか?
分け目ってだいたいいつも
同じじゃありませんか?
(ヘアスタイルや毛流によってお客様の
分け目を変える提案をする時もありますが。)
僕もずっと右側で分けてるんですが
分け目って自分の中では当たり前じゃ
ありませんか?
逆にしたりすると
顔の印象とか
物凄く変わるし
本人はとても違和感を覚えると
思います。
その出来事以降
全てのお客様の分け目を
覚えるようにしています。
ご来店された時に
サロンワークの中では
まずカウンセリングをします。
その時にどちらに流しているのか
目で確認します。
そして
新規のお客様の場合はこの様に聞きます。
「いつも今のように分けてますか?」
「こっちに流した方がやりやすいですか?」
「分け目とかは特に意識されてないですか?」
などなど。
簡単に言うと分け目がそこである理由を
探してベストな分け目(流す方向)を
提案させてもらいます。
「でしたらこっち方が良いと思いますが
いかがでしょうか?」
などなど。
そうすると、
カウンセリングが終わって
シャンプーして
カットを始める前に分け目を忘れる事は
無くなります。
カットの前はこの様な言葉がでます。
「ではこちらで分け目を分けておきますね」
「こちらに流しておきますね」
と。
1年前の僕は
カットの前に改めて
「分け目はこちらでしたでしょか?」
と聞いていました。
なんか何気ないことですが
お客様にとの信頼関係を築くには
大事なことかなと思います。
そしてカルテに
その分け目(流す方向)を記入して
次回来年された時に
カルテを見て分け目を確認します。
そして
その時のご来店時に
同じところで流しているかな?
と確認します。
もし逆にしていた時に
カウンセリングでお尋ねします。
「前回と逆に流れていますが
こちらの方がやりやすいですか?」
などなど。
とすると前回よりもより
深い内容のカウンセリングができます。
"前回はこういった理由で
こうしましたが
今回はこういった理由で
この様にしましょう"
と、
前回を踏まえたカウンセリングができます。
何回も来て頂いてる
いわゆる常連と言われるお客様に対しても
毎回分け目を聞くのは
信頼関係を築きにくいことかなと
思います。
例えばずっと右側で分けているのに、
そしてその美容室にずっと行ってるのに、
毎回「分け目はどちらですか?」
と聞かれると全員では無いと思いますが
多少「あれ」と思う人が出てくるのでは
ないでしょうか?
なので僕は
こういった経験を踏まえて
ご来店時のお客様の
分け目(流す方向)を確認し
しっかりカウンセリングして
カルテに記入するということを
しています。
先程も言いましたが
何気ないことかもしれませんし
大したことないことかもしれません。
美容師は多くのお客様に対して
施術、接客をしますが
お客様にとって美容師は
たった1人です。
分け目や髪の悩み、
コンプレックス、
好みや普段のスタイリングの仕方、
ライフスタイルなど
毎回分かってくれているな
と感じて頂ける
美容師になりたいな
と思い日々仕事をしています。
大事にすることは分け目以外にも
もちろん沢山ありますが
今回は分け目に焦点を当てました。
まだまだ大事なことは沢山
あります。
そんなことふと思った
日でした。
閲覧ありがとうございました。