意識低い系である事
意識高い系とは自己顕示欲と承認欲求が強く自分を過剰に演出するが相応の中身が伴っていない人の事である。
社会学者の常見陽平曰く、自分のプロフィールを盛る、名言を吐きまくる、横文字(カタカナ語)を多用する、人脈作りに熱心、勉強会や異業種交流会をやたら開く、ビジネス書を多読し中途半端にその真似をする、少し関わっただけの案件に対し全て自分がやったかのように言う、やたらとカッコつける、自分磨きに取り組む、就職活動のイベントに積極的に参加する、
スターバックスでMacBookを使う、大学在学中に起業し、CEOの肩書の名刺を持ち歩くなどが特徴である。
意識高い系は他者の勝利や成功の部分のみをトレースし、努力を忌避したり努力する人間自体を見下す傾向にあると著述家古谷経衡は指摘している。
「グローバリズム下、ネオリベラリズム下の資本の要請に応えうるような労働力商品として自らを鍛えようという意識の高い、要するに現体制への過剰迎合に余念のない」事が特徴であると思想活動家外山恒一は指摘している。
これがすべて該当している人々が存在するのかは不明である。概ね傾向として意識高い系が存在する事はSNSに精通していれば確認可能であろう。
私的にはnoteを介して自分を過剰に演出しようとは思わない。
文章を書いて発信している以上微小ながら自己顕示欲と承認欲求がある事は否定できない。だがさすがにそれが目的になる事はないし受け入れてもらえなかったとして当然だと考えている。
プロフィールを盛る事はしないし、不自然な名言の乱用は避けているし、文章から遊離したカタカナ語やネットスラングは使っていない、人脈自慢はしないし、勉強会や異業種交流会は行わないし、自己啓発書やビジネス書は全く読まない。案件自慢はしないし、恰好付ける事はやらないし、自分磨きなどに励む事はない。就職活動のイベントには参加しないしスターバックスには行かないし起業もしていないし社会的肩書など吹聴しない。
勝利や成功にトレースした文章も書かないしそういう話題はしない。コツコツ地道に勉強をする人を見下さない。現体制への余念のない過剰迎合はしない。必要があれば協調姿勢をとるだけの話である。
私が意識低い系である事は明白である。