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【歴史23】イラン史備忘録6(ペルセポリス・クロイソス金貨・ダリック金貨・中央アジア進出・エジプト航路・ネコ2世継承・ペルシア戦争勃発)

イラン史の学習内容を深めていきます。

①ダレイオス1世はBC520年から50年かけてペルセポリスという宮殿をつくった。

宮殿の壁画にはダレイオス1世の姿が大きく描かれている。傍にはペルシア人とメディア人の護衛が描かれている。

②ダレイオス1世の玉座に様々な民族が支えている絵となっている。またクロイソス金貨を支配地域で使えるようにしてダリック金貨をつくった。この金貨は軍隊の上官やサトラップの長官への贈り物、傭兵の給料、取引に使われた。

③ダレイオス1世は内部の体制を整えて中央アジアへ進出した。イラン高原東部のアラコンシア地方の反乱を鎮圧した。

アフガニスタンを支配して南下してガンダーラ地方やパンジャブ地方を領土とした。

④インダス川の上流域で船をつくってギリシア人に「インダス川を下って海に出てエジプト航路を探せ」と命じた。2年半でインド洋から紅海を経由してエジプトに至る航海を成功した。

⑤エジプトのファラオのネコ2世の運河工事を継承して地中海からナイル川を遡って航海へ繋がる運河を開いた。さらに西のリビア方面に軍を進めて領土を拡大した。

⑥東欧の南にあるバルカン半島の都市国家トラキアにも入ったがスキタイ人の抵抗で遠征は中止になった。BC500年代にトラキア地方を支配した。トラキア地方のギリシア人に救済されたアテネとスパルタはトラキア地方に兵を送った。

⑦BC499年にイオニア地方でギリシア人の反乱が起こった。BC494にイオニア地方で反乱を鎮めた。2年後にギリシアに兵を送ったが暴風雨で撤退をした。

⑧BC490年にダレイオス1世は600隻の軍艦を送ってマラトンでアテネ軍と戦った。これがペルシア戦争だ。アケメネス朝ぺルシア軍は敗北して撤退した。

■参考文献 『1冊でわかるイラン史』関 眞興 河出書房新社

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