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【歴史22】ベトナム史備忘録20(鄭松・阮潢・鄭阮戦争・ベトナム三国時代)

ベトナム史の学習内容を深めていきます。

①莫朝を倒した後に清化の武人たちの頭目は鄭検の息子の鄭松(チントゥン)であった。黎朝皇帝を昇竜の宮殿に戻した。鄭松は1599年に王を名乗った。黎朝の宮城のそばに王府を置いた。

②王府内に役所が置かれた。

黎朝の皇帝や朝廷の実権はなくなった。鄭氏の政権は科挙を行い文人官僚の数を増やして王府に応用した。平野の文人は鄭氏のために官僚として働くという状況となった。

③阮潢は黎朝の復権はできず中部に独自の政権を作ろうとした。
鄭氏は王(ヴア)と名乗り阮潢は主(チュア)と名乗った。
1613年に阮潢が亡くなり子孫が主の地位を世襲した。

④広南阮氏か広南国と呼ばれることがある。

1627年に鄭王は軍を率いて攻め込んだ。黎朝の皇帝は遠征に参加したが鄭王は敗退した。阮氏は南北の境界線であった日麗江(ニャットレー)沿いに城を築いた。

⑤これ以後も戦いが続いたので鄭阮戦争と云われる。

⑥中国国境地帯には莫氏政権が存在したのでこの時期はべトナムに3つの政権が存在していた。ベトナム三国時代とも云える。

■参考文献 『1冊でわかるベトナム史』岡田 雅志 河出書房新社

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