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【算数・数学備忘録137】

確率の性質②

確率の加法定理

2つの事象A、Bが排反でないとき以下の式となる。
P(A∪B)=P(A)+P(B)-P(A∩B)

1から30までの番号を1つずつつけた30枚のカードの中から
1枚のカードを取り出す。このときその番号が3の倍数または5の倍数である確率を求めよ。

3の倍数である事象をA、5の倍数である事象をBとすると
A={3,6,9,12,15,18,21,24,27,30}
B={5,10,15,20,25,30}
A∩B={15,30}

Aの要素の個数をn(A)で表すと
n(A)=10 n(B)=6 n(A∩B)=2

ここで起こりうるすべての場合の数は30通りなので
P(A)=10/30 P(B)=6/30 P(A∩B)=2/30

番号が3の倍数または5の倍数である確率P(A∪B)は
P(A)+P(B)-P(A∪B)=19/30+6/30-2/30=14/30=7/15である。

余事象の確率とは事象Aに対して「Aが起こらない」という事象である。A ̄で表す。 P(A ̄)=1-P(A)で表す。

11本のくじの中に5本の当たりくじが入っています。この中から2本のくじを同時に引くとき、少なくとも1本が当たりくじである確率を求める

起こりうるすべての場合の数は11C2=55通り

はずれくじの本数は11-5=6(本)なので、2本ともはずれる場合の数は6C2=15通りである。

だから2本ともはずれる確率は15/55=3/11

少なくとも1本が当たりくじである確率-1-(2本ともはずれる確率)=1-3/11=8/11である。

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