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【歴史22】ベトナム史備忘録2(ボアビン文化・フングエン文化・ドンソン文化)

ベトナム史の学習内容を深めていきます。

①氷河期の終わりから東南アジアの人々は石器を使って狩猟や採集を行っていた。これがボアビン文化である。石灰岩の岩山の洞穴や岩陰に居住していた。

②土砂堆積が進んで約4000年前に紅河の川べりに自然にできた堤防に新石器文化が栄えた。これがフングエン文化である。約3500年前に金属器が使われた。稲作も始まった。

③農村が誕生して狩猟や採集を行う集落や塩や鉄などを専門的につくる集落との間で物々交換が活発して富が集まって来た。そうして集落指導者が登場した。

④BC5世紀ごろに青銅器文化のドンソン文化が成立した。青銅器や鉄器が使われた。ドンソン銅鼓は代表とする青銅器である。雲南から紅河流域に伝わったとされてメコン川流域や遠くはマレー半島やジャワ島など広がった。

⑤銅鼓は各地の支配者が富と権力の象徴として使わっていた事が
要因とも云われている。

⑥中国の史料にはベトナムに雒田(ラクディエン)と云われる水田耕作を営む雒民の共同体がある。雒王、雒候、雒将と呼ばれる指導者がいたと記されている。

■参考文献 『1冊でわかるベトナム史』岡田 雅志 河出書房新社

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