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【歴史22】ベトナム史備忘録6(ドヴァーラヴァティ・真臘・チャンパ・チャンパープラ・西アジア商人)

ベトナム史の学習内容を深めていきます。

①インドから農業技術やインディカ米が伝来して内陸農業国家が発展した。内陸交易が発展して海陸の交易ルートの支配に走ってインドシナ半島の政治に影響を与えるようになった。

②6世紀ごろからインドシナ半島の中央にドヴァーラヴァティ、カンボジア平原に真臘ができた。真臘は7世紀に扶南を併合した。林邑のクニと真臘は対立と協力をしていった。

③林邑は7世紀にチャンパというインド風の国名を碑文に記すようになった。中国史料には林邑が国名を環王に変えた。別名は占婆であるという記述はある。

④チャンパは古代インド都市に由来する。チャム人という民族名は国名に由来した。

⑤真臘は今のラオス南部を支配していたチャンパから土地を奪って建国したという伝承もある。

ラオス南部はチャンパサックと云われる。

⑥8世紀に林邑時代の中核であったチャーキエウにインド風の王城であるチャンパプラが建設された。

プラはサンスクリット語で都市を建設した。

⑦上流に行ったところに王室信仰の中心とされた聖地ミーソンがある。祠堂にはヒンドゥーの神々の像やリンガが祀られた。

⑧チャンパは上流の聖地、中流の王都、下流の港が
セットになったクニの集まりと云われている。

⑨チャンパープラを中心としたトゥーボン川沿いのクニはアマラーヴァティーと呼ばれた。南方のヴィジャヤ(ビンディン省)、カウターラ(フーイエン省、カインホア省)、パーンドゥランガ(ニンントゥアン省、ビントゥアン省)など川筋にクニがあった。

⑩インド洋を越えてアラブ・ペルシア系の西アジア商人が南シナ海に進出して広州に拠点を築いて貿易活動を行っていた。

■参考文献 『1冊でわかるベトナム史』岡田 雅志 河出書房新社

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