見出し画像

最新研究が発見:香りと音で変わる究極の暗記術

「目で見て覚える」

これが、私たちの多くが思い描く一般的な学習イメージではないでしょうか。でも、実はこの「視覚偏重の学習法」には大きな見落としがあります。

人間の記憶は、実は「香り」と「音」で驚くほど強化できるんです。

ニューヨーク神経科学研究所の最新の研究によると、視覚以外の感覚を組み合わせた学習は、従来の視覚のみの学習と比べて、記憶の定着率が最大で40%も向上するという結果が出ています。

特に注目すべきは、「香り」の力です。

例えば、ローズマリーの香りには記憶力を向上させる効果があることが、複数の研究で確認されています。私も実際に、クライアントの学習指導で、机にローズマリーのアロマディフューザーを置いただけで、集中力が1.5倍に延びるケースを何度も目にしてきました。

さらに興味深いのが、「音」との組み合わせです。

一般的に知られている「モーツァルト効果」は、実は大きな誤解を含んでいます。重要なのは、クラシック音楽である必要は全くないということ。

実際、最新の研究では、60-70BPM(1分間あたりの拍数)の音楽であれば、ジャンルを問わず学習効率を向上させることが分かっています。これは人間の安静時の心拍数に近い数値なんです。

では、具体的にどう実践すればいいのか?

まず、香りについては、以下の3つの中から自分に合うものを選びましょう:
・ローズマリー(記憶力向上)
・レモン(集中力アップ)
・ペパーミント(リフレッシュ効果)

音楽については、実は「いつもの音楽」を60-70BPMにアレンジしたものが最も効果的です。なぜなら、馴染みのある音楽は脳への負荷が少なく、かつ適度なテンポによってリラックス状態を維持できるからです。

ただし、ここで重要な注意点があります。

香りと音の「組み合わせパターン」を固定することです。例えば、数学を勉強する時は「ローズマリー+お気に入りのジャズ」、英語の時は「レモン+クラシックアレンジ」というように、科目や学習内容ごとに組み合わせを決めておくのです。

これにより、その香りと音を嗅いだり聴いたりした時に、自動的に学習内容を思い出せるようになります。実際、テスト中にその時の香りを思い出すだけでも、記憶の引き出しがスムーズに開くようになるんです。

さらに意外な効果として、こうした五感の活用は「学習時のストレス軽減」にも大きく貢献します。リラックスした状態で学習を進められることで、より長時間の集中力維持が可能になるのです。

今日から始められる具体的なステップはこうです:

  1. 自分の好きな香りを3種類選ぶ

  2. 普段聴いている音楽の中から60-70BPMの曲を探す(または、お気に入りの曲のスローアレンジを見つける)

  3. 科目や学習内容ごとに、香りと音の組み合わせを決める

  4. 1週間試してみて、自分に最も合う組み合わせを見つける

視覚以外の感覚を意識的に活用することで、学習はより効果的で、かつ楽しいものになっていきます。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集