日本橋三越パイプオルガンコンサート レポート
2月17日(土)と24日(土)の2週に渡って日本橋三越パイプオルガンコンサートに出演いたしました。お聴きくださいました皆様ありがとうございました!
三越のパイプオルガンコンサートは毎週金土日に開催していまして、プログラムがなかなか興味深く、季節のテーマやイベントなどに合わせたノンジャンルの選曲がされています。
僕が演奏させていただいたのはスタジオジブリ作品。ラピュタのパズーが演奏した「ハトと少年」、「千と千尋の神隠し」から「神さま達」、となりのトトロから「風のとおり道」、そして風の谷のナウシカより「鳥の人」の4曲です。
並行して18日と23日にはファイナルファンタジー作品をオルガンで演奏されていて、それもかなり話題だったようで、各回連日400〜800名ほどのお客様が演奏に足を止めてくださったとのこと。
このコンサートは、各20分程度で12時、15時、17時の3回開催しております(ファイナルファンタジーは異なる時間に演奏していたようです)。
20分程のミニコンサートとは言え、時間を開けて3回ソロを演奏するのは精神力が結構必要で、2時間の吹奏楽のコンサートをするよりも維持が大変でした。
でも、大きな吹き抜けのバルコニーからトランペットを演奏すると、音が気持ちよく響き、緊張はかなりしましたが、とても楽しく演奏できました。
このパイプオルガンコンサートは2名のオルガニストさんが交代で演奏をされていて、そのうちの一人、今回お声をかけてくださった高橋美香子さんは、僕が大学を卒業するかしないかくらいに始めたブライダルの演奏の仕事でご一緒していただいた方です。
ブライダルの演奏は普通のコンサートとは全く異なり、新郎新婦の動きに合わせて演奏サイズを臨機応変に変えるなど対応が大変で、そうしたことを最初に教えてくださったり、僕が何か変なことをしてもサポートしてくださったのが高橋さんでした。
それから年月が過ぎて、今から2年前に今回と同じように三越のオルガンコンサートにお声をかけてくださった、という経緯があります。それから2年ぶりの再演。
オルガンコンサートを担当されているスタッフ(社員さん)の方もとても丁寧で優しく、気を遣っていただきました。ありがとうございました。
創業350年という大変歴史のある日本橋三越は、その格式高い雰囲気と、今の時代に合わせた雰囲気を同時に持ち合わせている素敵な百貨店です。働いていらっしゃる社員さんも、店舗スタッフの方もとても丁寧で優しく、そうしたお店だからご来店されるお客様も、何と言うか「日本橋三越にいらっしゃる方」といった雰囲気です。
というのも、過去にも何度か経験がありますが、こうした商業施設での演奏は、会場がものすごいザワついているのが常で、お客様も1分足を止めてくだされば良いほうだったりします。でも三越のコンサートは数百名のお客様のほとんどが最後まで足を止めてくださって、しかも静かに演奏をお聴きくださり、たくさんの拍手をしてくださるという、まるでコンサートホールで演奏をしている雰囲気でした。お聴きくださりありがとうございました。
また何か機会がありましたらよろしくお願い致します!
荻原明(おぎわらあきら)