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naotanu
客観的に演奏する( #今朝の一言_ラッパの吹き方 )
毎朝7:30にTwitterやFacebookで更新しております「 #今朝の一言_ラッパの吹き方 」。先日こんなことを書きました。
音楽表現は「聴く人がそう感じる」演奏を目指します。例えばピアニッシモの表現の場合、主観で極限まで小さい音にしたら、聴く人にとっては「無音」「聴こえない音」になるかもしれません。
— 荻原明(おぎわらあきら): トランペット (@ogiwara_a) March 21, 2023
常に自分のイメージが聴く人に誤解なく伝わることを目指しましょう。#今朝の一言_ラッパの吹き方
フォルテは強く、ピアノは弱く。音楽の教科書にも書かれています。
確かに間違っていないのですが、誰に対して、という言葉がここにないのが気になります。
単刀直入に言うと、基本的には主語が「演奏を聴く人」になるべきだと考えます。
ppで演奏する際、極めて弱く演奏しようとして、客席に届かないどころか一緒に演奏している人にも聴こえない、というかむしろ鳴らさないように音を出すんだか出さないんだかという姿勢では、趣旨が変わってしまいます。
ppという音を、音楽を伝えることが大切なのですから、そこにはデシベル的表現以外にも必要なものがある、と考えたほうが妥当です。
強弱記号にどんな意味を、どんな感情を、どんな存在を求めますか?
今回ご紹介した「 #今朝の一言_ラッパの吹き方 」は荻原明のTwitterアカウントと、Facebook「ラッパの吹き方」ページにて毎朝7:30にトランペットや音楽に関する一言を掲載しております。ぜひ「いいね」や「リツイート」などをよろしくお願いします!喜びます。
荻原明(おぎわらあきら)
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