卒業試験(東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻)
先日、東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻の卒業試験がありました!
一般大学は論文を提出することが多いのだと思いますが音大の演奏系の専攻の場合、それが卒業試験に出演することで単位がもらえます。
東京音楽大学の場合、1年から3年までの実技試験は7分以内と定められていますが、卒業演奏は20分以内です(複数曲可)。トランペットで言えば多くの協奏曲が演奏できる長さですが、20分のソロは体力も集中力も結構大変。
トランペットの4年生は4名。それぞれ卒試らしい協奏曲にチャレンジしました。
各自良かったことも反省点もいろいろ思うことはあったと思いますが、1つの大きな作品に長い時間向き合うことで得られる「音楽を深く理解する」という経験ができたことは今後に良い影響を与えることでしょう。
吹奏楽アカデミー専攻の4年生はとっても忙しくて、指揮も振るし作編曲の課題もあり、その合間に練習やレッスンをしているために本当に時間を上手に使えないと大変です。
だからこそ、1年からの積み重ねが大きく影響します。
トランペットで言えば、下の学年の時に基礎的なことをしっかりと固めていれば、多くの作品はその応用なので譜読みにもそれほど時間をかける必要もありません。だから1年生の時からコツコツやっていれば…とレッスンでしょっちゅう言っているんですが、まあ実感湧かないですよね。せめて先輩の大変そうな姿を見て何かを感じ取ってもらいたいところです。
ということで今回もひとつ大きな課題を乗り越えられました。卒業まで悔いなく突っ走ってほしいと思います。お疲れ様でした!
荻原明(おぎわらあきら)
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