健康で文化的な生活
私は、今住んでいるまちが気に入っている。
住み始めて15年以上。
きっかけは単純に、夫が結婚前から住んでいた場所へ、結婚を機にそのまま移り住んだだけ。
特に何か検討をすることもなく、暮らし始めた訳だが結果的に大当たりだった。
大当たりの理由はいくつかある。
某『住みよさランキング』でもかなりの上位に入っている。物価も安い。交通の便も良い。子育てもしやすい。等々…。
でも、いろいろある中で一番私にとって魅力的だったのは、文化的な充実!
図書館が充実している。マンガミュージアムなるものもある。天文台もある。学校以外に市民センターや体育館があちこちにある。市が主催する子ども劇団やクリエーター塾なんてのまである!!ビックリである!!
昨今の状況で『不要不急』というカテゴリーでくくられた中に文化的なものは大きな比重を占めていた。
失って初めてそれがどれだけ貴重で大切なものであったのか痛感する。
私たちは「健康で文化的な生活を営む権利」があるのだ。
『文化的』ということは『楽しい』ってことなんじゃないかな。
もちろん、様々な状況下でままならないことは多々ある。
でもそんな制限の中であったとしても『楽しい』を模索したい。
これは、絶対に諦めてはいけないのだ。
それでこそ、心も体も健康でいられる。
この先、子供たちは大きくなってこのまちから出ていくかもしれない。
私だって何かの拍子に出ていくことも、あるかもしれない。
世界中どこへ行ったとしても、すべてのまちが健康で文化的な『楽しい』まちになっていくことを心から願う。