ブログより〜すべてを失っているように見えるかもしれないけれど、すべてを得ていたように見せていたあのときよりも幸せなんです

昨年から書いていたブログを
違うテーマに変えたいなーと思いまして
記事を全て削除するのももったいないので
いくつかこちらにお引越しします。

2020年3月

暗闇の中を、とりあえず進んでいたら
すごく遠くに、やっと
光の点が見えてきたような
そんな感覚。

ずっと知りたかったけど
知ることに意味があるのかも分からなかった、
だからもう探すのを諦めていた
「私に問題があったのか」の答え。
が、ある日突然ふってきて。

結局のところ、
環境と状況がそうさせた…という
なんともありきたりな答えなんだけど
腑落ちしたから、よし。


子どもを生んでから
色々なことがありました。
想像もしてなかった幸せや
素晴らしい出来事もあったけど
同じくらいか、それ以上に
諦めや無力感、つらさの先延ばし、
心の声に気づかないように
痛みから目をそらすように
それが、私の処世術でありました。

自分の本音に耳を傾けないから
好きなものも、心地いいことも
忘れてしまって
自分の人生は、ただこの
次世代の素晴らしい子を育てること。
それが私の「最重要課題」であり、
ただストイックに時代の求める「良い母親」であり続けました。

同時に、仕事では「良い歯車の一部」であり
それでいて、少しの反抗やアレンジで
能動的な歯車であることも、実現しました。

◯◯のお母さんであると同時に
株式会社◯◯の社員であることを全うすることに必死で
自分の人生を生きていなかった。
社会と、会社から与えられた役割と
期待に応えるために、生きていたのです。

私にとって、「今」はかけがえのない瞬間ではなく
自分の過去の選択への責任と
未来のご褒美の狭間にある
耐えるべき時間となりました。

いつか全て報われるような出来事がおこって
きっと良かったと思える日が来る。

そんな私にとって、
今日1日は人生の途中でした。
いつか山頂から見える景色のために
登っている「途中」なのでした。

でも、人生はいつも
今という瞬間の連続であり、
途中でも途上でもないはずだ。
そんな私の本来の価値観と
そのときの生き方は、矛盾していました。


今は、もしかしたら周りは
全てを失っているように思うかもしれない。
でも、前よりずっと心は自由で
軽くて、そして何より楽しい。

もともとの価値観に戻すために
自分の好きなことに正直になり
誰の期待にも応えないと決めたのです。
みんな興味がないことを好きでも
みんなが好きなことを好きでも
それらに何ら一貫性がなくても
そして、もちろん生産性がなくても
構わないのです。

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