商用車にもマジ軽ナット!
除電でコストダウン、ドライバーの疲労軽減
マジ軽ナットシリーズは走りを楽しく安全にする除電グッズ です。
ではメリットはそれだけかというと、適度に除電する事で走ること以外でも様々なメリットが生まれます。
先日もタイヤの除電でこのような話をしました。「タイヤを除電するとゴムが柔軟になって接地感が増すのに、転がり抵抗が減るの?」という疑問です。
例えばハイグリップタイヤではコンパウンドが柔らかい分、接地感は増しますが、転がり抵抗は増えます。
なぜ、除電でそうならないかというと「マイナスを減らす」からですが、それを理解して頂けない事があります。
除電の物理的な効果は主に二つあり、機械的摩擦の低減とオイルやグリスの粘度上昇の抑制です。上記のハイグリップタイヤで起こる事象には、静電気的にはむしろマイナスです。タイヤが回転するだけでも静電気が発するからです。
これは私が言っているだけではなく、当ブログで解説しているトヨタのタイヤ・ホイールの除電の特許文献にも書いてあります。
以下、トヨタの特許文献より抜粋です。
その静電気が発生する主な要因は、タイヤ7の回転により路面に接触していた面が路面から離れること、路面に接触していない面が路面に接触すること、路面とタイヤ7との摩擦、リム部6とタイヤ7との組み付け部の摩擦などが考えられる。
抜粋ここまで
「タイヤ7」の7は、特許文献にある自動車の図解で、タイヤは7で示されているから。私の書く事は信じなくても、トヨタの書いた事は信じて下さい。
詳しくは当ブログの「トヨタもタイヤの除電で特許を取っていた!」で特許文献をやさしく読み解いていますから、読んで頂けましたら幸いです。
タイヤから路面へも少しは放電していますから、水が高いところから低いところに流れるように、車体の静電気がタイヤに集まって来ます。とはいっても、路面への放電量は少ないままですから、帯電によってオイルやグリスの粘度が上昇してタイヤが回転するのに無駄にパワーを取られ、同様にタイヤのゴムも帯電で硬くなり、クッション性や接地感も悪くなります。
今までのチューニング「何かを足して効率を良くする」のではなく「効率を阻害している要因の一つである、静電気を取る」と一見相反するメリットが生じる事があるのです。
スイフトスポーツで各部の除電チューニングを進めているSさんも、初めてマジ軽ナット タイヤ用を取り付けて走行したインプレッションをこう報告されています。
「車用ナットはタイヤから伝わる雑味のある振動が減って気持ちいい走行感になりました。またタイヤのグリップ感もどっしりとした感覚になり安心感が出ました。グリップ感が上がるのに転がり抵抗は減るという、ハイグリップタイヤとエコタイヤの相反する作用が同時に起こり、最初は戸惑いました」
まさにこの言葉通りです。もちろん、現在は体感でも知識としても除電でこうなるのは当たり前になっています。
このような「マイナスを減らす」技術は全くなかった訳ではありません。
後でも出て来ますが、軽量化やローフリクションはマイナスを減らすチューニングです。
私がこの技術を知って最初は不思議に思ったものの、すんなりと理解出来たのはローフリクションチューニングをしていたからだと思います。
エンジンをオーバーホールする際に、カム、バルブ、ピストン、ピストンピン、ピストンリング、コンロッド、クラッチレリーズのプッシュロッド等をWPC/ハイパーモリショットで表面処理をしていました。
重量を減らす、摩擦を減らすと今までより少ない力でも同じ、またはそれ以上の効率良い作動になります。除電は後者のローフリクションチューニングに近いです。
表面処理をする訳ではありませんが、静電気の抵抗を減らすのです。
例えば、当ブログの「エンジンベンチテスターで測定」では、アクセル開度25%で未除電に比べて軸出力が増しているのに、燃料消費率は大幅に改善されています。
これも「邪魔している静電気を取った」から、各部品が少ない力で作動するのでパワーロスが減り、軸出力が増えた。エンジンの部品を作動する抵抗が減ったから、その分燃料を燃焼させなくてもいいので、燃料消費率が改善される。
何の不思議でもありません、当たり前の事です。
ローフリクションチューニングをしている方なら「そうなるよね」と納得されるのですが、その概念が無いと理解が難しいのかも知れません。
そのような知識や経験がないと「本当なの?」と疑われる方もいらっしゃいますが、マジ軽ナットを付けて走れば「理屈は良く解らないけど、そうなった」となり、そこからは同じ説明をしても理解力が増すのが常です。
それでは、スポーツカーやスポーツ走行、ドライブやツーリングといった、「乗る楽しさ」を売りにしているマジ軽ナットシリーズですが、地味な商用車にスポットを当てて書きたいと思います。
書こうと思ったきっかけは、遠方から毎月エクスチェンジマートに来店されていたHさんです。もちろん、マジ軽ナットシリーズを宅配業者が使ったら、運用コストが減るのはすぐに分かります。ところがHさんは、会社の軽バンに自腹で除電チューニングをしたのです。
初めはタイヤの除電からでした。
まず、商用車の主な使われ方や特徴を列挙します。
・距離を走る
・重い物を積む事もある
・乗り心地が良くない
・長い年数を乗る
・丁寧な乗り方をしない人もいる
簡単に言えば、商用車は負荷がかかる使い方をする事が多い。これは誰もが認めるところでしょう。
ではそれを運転するドライバーはどうかと言うと、自分の経験も含めて言えば一般的に、乗用車に比べれば運転していて疲れやすい。
走行テストでは一回の勤務で700km以上走る事もありました。それがバンタイプだと疲れ方が違うのです。
走行テストですから、ただ単に距離をクリアすればいいというものでは無く、問題点を探しつつ走りますから、緊張度は高くなります。
それなのに、決められたモード(走り方の決まり)で「○○○km/hまで加速」とか「○○○km/hで走行を維持」とかあるのですが、加速しても指定の速度が出るのに時間がかかる、走行を維持といっても速度が足らないので、同じモードで走っている同僚の後ろにぴったり付いて、スリップストリームを使って引っ張ってもらうという技まで使って、モードを守ろうと努力していました。
スピードや縛りは違いますが、一般道でも乗用車に比べれば疲労の度合いは高く、その要因は様々です。
例えば、ワンボックス等なら、風の影響を受け易くて走行安定性に大きな影響がありますし、トラックやダンプでは荷物をたくさん積むためにキャビンを狭くしていますから、クッション性の悪さと長距離走行も相まって腰を痛めるドライバーが非常に多い。
そのような商用車に乗っているドライバーの悩みの種を走行に関してだけ列挙します。
・振動
・目の疲れや、首・肩・腰等の凝り
・ぎこちない車の走行による緊張
・硬いサスペンションによる不快感
その他にも前述のように、乗用車に比べたら乗り心地は良くありません。
仕事で物を運ぶ事が多いのでサスペンションは硬め。ドライバー重視ではなく、いかに荷物を多く積載出来るかという設計思想で作られていて、余り人間重視ではありませんから、上記のようないくつもの要因が積み重なってドライバーが疲弊してしまうのです。
荷物を運ぶのだから仕方のない部分はあるのですが、Hさんは毎日乗るものだからこそ、軽快でスムーズに走る事が出来れば自分が楽になると考えたのでしょう。
繁華街を廻るには軽バンしかなく、それではパワーが足りない。解決策は「パワーロスを減らせればいい」という事に気付き、それに自腹で投資した訳です。
マジ軽ナットの購入に至ったもう一つは「目立たない」事だそうです。例えば目につく改造は会社の方針で禁止。マジ軽ナットは小さくてまず気が付かない。エンジンルームは見えないから問題なしで、数個のマジ軽バンドを取り付けています。
その結果でどうなったか、現在は生インプレッションの状態より更に除電を進めましたから、もっと良くなっていますが、会社の車ですから「もうこの位にしましょう」と打ち止めを提案しています。
車両はトヨタのピクシス、ダイハツのアトレーのOEMです。
2024年問題でドライバーの確保に四苦八苦されていますが、「ウチの会社は同じトラック、バンでも疲れにくいですよ」というアピールを物流業界を中心に提案したいと思います。
同じ給料ならば楽な仕事の方が長続きするのと同じで、同じ仕事ならば疲れが少ない方が退職率が低いのではないでしょうか?特に距離=給料に反映され易いプロドライバーですから、同じ距離を走っても疲れが少ないのは大きなメリットです。
では、マジ軽ナットを購入(投資)すると、どのようなメリットがあるのか?
・振動が低減する
・走行安定性が高まる
・スムーズな走行になる
・走り出しが軽い
車的にはタイヤだけでもこのようなメリットがあります。振動が減ると緊張感も減りますから、疲れにくくなる。走行安定性やスムーズな走行もドライバーの疲労を軽減します。疲労は事故の要因にもなりますから少ない方が良い。
Hさんはエンジンも除電を進めたので、より車が前に進むようになると同時に、スムーズにスピードに乗る。その結果、神奈川と愛知の往復での休憩が2回から1回に減らしても大丈夫になったそうです。
実はこのスムーズな走行も疲労が少なくて済む大きな要因です。
車を所有している会社(個人事業者も含む)のメリットは、ドライバーが疲れにくければ定職率がアップするのではないでしょうか?ドライバーは転職率が高いと聞きます。先程の「同じ距離を乗るなら給料が高い方が良い」のは当たり前ですが、給料以外の面でもメリットがあれば定職率は高くなると思います。
もう一つ運用コストのカットから考えると、タイヤの寿命が延びるのは大きなメリットです。マジ軽ナットを購入された時にお渡ししているペーパーには「タイヤの摩耗も気にしてみて下さい」と書いています。
エンジンのベンチテスターの性能試験では同じ条件、同じアクセル開度でガソリン・ヂーゼルエンジン共に大幅な燃料消費率の改善が証明されていますが、一般道ではあまりにも外的な要因が多すぎて同一条件での検証が出来ません。
転がり抵抗と燃費の関係です。
ただ、タイヤは同じ人が運転すると摩耗のばらつきは少ないので、見た目で分かります。
おおかた2~3割はタイヤの減りが少なくなります。除電すると転がり抵抗が減るのは、トヨタのタイヤの除電特許にも書かれています。
という事は、タイヤ交換を4回するところが3回で済む、5回交換するところが4回で済むという事になります。これは工賃も含めて大きなコストカットになります。タイヤだけネットで購入して、組付けはタイヤチェンジャーが無いからショップに出すパターンが増えていますが、持ち込みは交換やバランス取りの工賃が割高なのが殆ど。
それを考えたら、タイヤ交換自体のスパンが長くなれば、コストも安くなりますね。
エンジンを除電するとエンジン部品の寿命も延びるメリットもあります。
大きな会社が社用車をまとめて除電するにはもう少し時間がかかるでしょうけれど、小規模の事業所や個人事業主でもタイヤの除電はすぐに元が取れる投資です。
車好きの経営者がタイヤで確認をして、「これなら会社の車にも付けようか」という時代がもうすぐ来ると思います。車の入れ換えるなら、取り外して使い回しをすれば再購入も不要。
マジ軽ナットを購入(投資)すると、個人レベルでの乗り易さや経費節減という見返りもありますが、台数が多い企業ならなおさらです。
車に乗って仕事をしている方にも除電チューニングに注目して欲しいと思います。
追記:この記事を読まれたHさんご本人からメールが届きました。
「効率を阻害している要因の一つである、静電気を取る」マジ軽ナットを通して、私が体感(体験)しているのは、上記の一文だと改めて感じ入ります。と書かれていました。
除電での性能向上は、重い荷物を降ろせば運動性能が向上するのと同じなのに、何故そのような簡単な事を理解出来る人が少ないのか?大金を出して何かの部品を付け加えないと性能が良くなるはずがないという、思い込みが強いと感じています。
とはいえ、Hさんのように当ブログを読んで下さり。着実に気持ち良い走りを体現されている方は増え続けています。
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