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はじめまして。AI×選択理論×コーチング 知工房 を主宰してます。


自己紹介

はじめまして。AI×選択理論×コーチング 知工房 を主宰しております。60代後半のシニアです。元大学の実務家教員、その前は公務員をしていました。定年後は、選択理論心理学とコーチングの研究と講師、コーチをライフワークにしています。

1998年、40代の初め、職場での人間関係の問題から、ある「人間関係の社会人講座」に参加したことをきっかけに、ウィリアム・グラッサーの選択理論とカウンセリング、そしてコーチングに出会いました。

そのときまで、心理学にも、カウンセリングやコーチングにも縁がなかったのですが、こんなに面白くて、自分の人生に役立つものがあったのかと、目からウロコの体験となりました。

それ以来、様々な心理学(選択理論を中心に、ブリーフセラピー、アドラー心理学、認知行動療法など)や、コーチ養成プログラム、カウンセリングのセミナー、産業カウンセラー養成講座、キャリアコンサルタント養成講座などに、精力的に参加して学び、自分の身の回りで実践を続けて、25年以上になります。

この間に、2000年にはコーチ21で認定コーチ資格を取得し、2021年にはひふみプロコーチ養成講座を修了しました。日本選択理論心理学会にもずっと参加し、各地の研究会で学ばせていただいています。

公務員の時代には、副業ができませんでしたので、もっぱら、自分のためのセルフコーチングやセルフマネジメントとして、選択理論とコーチングを実践し、職場や人間関係、プライベートにおいてその成果を実感する日々を過ごしてきました。また、職場内で勉強会を開催したり、外部で講演を行う機会もあり、知識と実践を深めることができました。

その後の大学教員の時代には、自分の専攻分野ではなかったのですが、選択理論とコーチングを副専攻と位置付けて研究し、学生の教育やゼミ指導、進路指導、学生相談などで活用し、その経験をもとに、選択理論とコーチングに関する紀要論文を6本執筆しました。また、大学主催の生涯学習講座や外部団体での研修講師としても活動し、日本選択理論心理学会の大会では4度の学会発表を行いました。

私の関心と強み

これまでの経験でわかってきたことは、私の強みは、心理学やコーチングを、自分が当事者として、自分と身の回りで実践しながら、経験したことやその意味を知的に探求するのが好きだということです。

読書も大好きで、苦にならず、心理学やコーチング、コミュニケーション関係の本も大量に読んできています。そして、学習や実践を通じて、自分に見えてきたことを、わかりやすく図解や文章でまとめて情報発信することが好きだということがわかりました。

AI時代の到来と心理学、コーチング

そこに、生成AIの時代がやってきました。ChatGPTとの出会いが私に新たな風を運んできました。ChatGPTを使うことは、ChatGPTをコーチングすることとよく似ています。

「私がコーチ、ChatGPTがクライアント」という設定で考えると、ChatGPTを上手にコーチングする(質問の形でプロンプトを出す)ことで、ChatGPTから引き出せる応答が全然が変わってきます。引き出せる情報や作業の質が大きく変わります。コーチングとAIがこんなに相性がいいとは思いませんでした。

AIをコーチングするという試みは、AIとの対話をただの質問応答にとどめない深いコミュニケーションに進化させます。この新しい相互作用を通じて、私自身も、今までをはるかに超えるスピードで、広く学び、深く掘り下げ、成長できるようになったと思えます。

AIは私たちの日常生活をサポートするだけでなく、私たちの思考やアイデアを広げる役割も果たしています。個人とAIの関係が、単なるツールを使うものから、協働するパートナーへと変化していくことを感じます。

これからの時代、私たちは、AIと共に二人三脚で歩むことになるでしょう。そして、人がAIとコーチングしあうことが、これからのコーチングの新境地になるのではないかと思います。

AI相手にセルフコーチングすることの限界

ところで、私のこれまでの心理学とコーチングの実践は、職場がずっと副業禁止であったことから、もっぱら、自分のためにセルフコーチングし、セルフマネジメントすることが中心でした。また、最近では、自分のセルフコーチングにAIをパートナーとして使うことで、その質もスピードも相当高くなったと思います。

しかしながら、「私がAIをコーチングしたり、AIが私をコーチングしたりすること」は、本質的には、「私がAIを相手に(AIを鏡に)セルフコーチングをしているようなもの」であり、どこまでも「私のセルフコーチングの延長」でしかないのではないかという気がしています。たとえ、AIをパートナにしても、個人のセルフコーチングには限界があるのではないかと思われます。

AI時代における人と人とのコーチングの意義

その意味で、心理学や、人と人との支援的なコーチング、コミュニケーションの価値は、AIの時代においても変わらないのではと思います。むしろ、テクノロジーが進むほど、私たちが人間らしさを取り戻す鍵として、これらはますます重要な役割を果たすのではないかと感じています。

AIの時代においても、人と人が、心理学の知恵と、支援的なコーチング、コミュニケーションを使いあうことで、私たちは、自由で、自分らしい生き方がしやすくなり、幸せを感じられやすくなります。また、周りの人とつながることができやすくなります。

人の幸せには、人とのつながりが必須であり、心理学や、支援的なコーチングのコミュニケーションは、これからの時代においても、私たちが人間らしく生きていくための基本的な知識とスキルとして、ますます重要になってくるといえるでしょう。 

AI×選択理論×コーチング 知工房の取り組み

主催者として、上のような問題意識を持ち、これからもささやかながら、AIをパートナにして、マイペースで、選択理論を始めとする心理学とコーチングの研究と実践、そして、普及に取り組んでいきたいと思います。そして、AIと人間のパートナーシップが進化し、共に成長することで、より良い未来を築いていけるよう努力していきたいと思います。


選択理論とコーチングの論文:無料ダウンロードのご案内

大学教員のときに、次の6つの論文を書きました。わかりやすい図解も多く入れています。よかったら、お読みください。特に⑤の論文は、数千回ダウンロードされているようです。また、上の方の時期の新しい論文ほど、考察と整理が進んでいて、お勧めです。

💦筆者の次の6つの論文が無料でダウンロード可能です💦
「選択理論心理学をふだん使いするコミュニケーション: コーチングとNVC(非暴力コミュニケーション)で自分も相手も動き安くなる」(2022)

選択理論による「自分の困りごと」のパターン分類(2021)

選択理論心理学によるライフマネジメントと質問トーク(2020)

個人による「選択理論的コミュニケーションシステム」の活用 : 大学生が自由に生きれて人間関係も良くなる心のスタンスと言葉使い(2017)

グラッサー「選択理論心理学」の概要と意義について : 大学生の「行動セルフコントロールと人間関係づくり」の視点から(2016)

選択理論に基づくコーチングのためのマイカーモデル : 個人の統合的なコーチングモデルの提案(2016)

出所:兵庫県立大学学術情報リポジトリ

選択理論のご紹介

「選択理論」は、選択理論心理学の略称です。選択理論心理学は、アメリカの精神科医であったウィリアム・グラッサー(1925~2013)によって提唱された「人の行動は外側からコントロールされて決められるものではなく、本人が内側で行動をコントロールして選択している」ということを説明する、実践的な心理学理論です。

選択理論には、次のような特徴があります。

✅ 簡潔な「個人の幸せの心理学」です。
グラッサーは、選択理論のことを「個人の自由のための新しい心理学」と呼んでいます。

私は、選択理論は、一種の「ものの見方と考え方のパッケージ(組み合わせ)」であり、「生きる知恵」の一つであると考えています。

別の見方をすれば、自分の頭に一種の「思考ソフトウェア」をオペレーションシステムとして組み込むというような感じです。または、「選択理論のめがね」を掛ける、という例えもいいかもしれません。

私たちは、選択理論の考えかたやものの見方を採用することで、他者や環境に振り回されず、他者を振り回さず、良好な人間関係を維持しながら、できるだけ自由に、より自分らしく生きれて、今よりも幸せ感を増やすことができます。

✅ 選択理論は「人間関係」に強い。
選択理論は、人が幸せであるためには、満足できる人間関係が一つ以上持てていることが必須だと考えます。

そのため、良好な人間関係をつくったり、悪化した人間関係を改善するための考え方や知恵、コミュニケーション方法などが盛り込まれています。家庭や、学校、企業をはじめ、複数の人がいるところで、人々が、お互いに「幸せをふやし、不幸を減らす」支援をしあうことを可能にします。

✅「使ってなんぼ」の実践的な心理学です
グラッサーは、専門家の心理学というより、一般の人が、誰でも使えて、効果を上げることができる心理学を目ざしました。

選択理論は、年令、性別、職業などを問わず、老若男女のどなたにでも、自分の頭の中を、未来に向かって、すっきりと交通整理して、心や気分を調整し、より自分らしい自由な生き方、満足できる生き方、良好な人間関係づくりなどに役立てることができます。

✅ コーチング、カウンセリング、マネジメントの基礎理論
選択理論は、自分自身のセルフコーチング、対人コ-チングだけでなく、人を活かすマネジメント、ウィンウィン交渉などに活用できます。

選択理論を、コーチングをはじめとして、これらの土台に置くことで、安定的して活用することができるようになります。

選択理論にもとづく心理カウンセリング(リアリティセラピー)は、認知行動療法に属するとされています。カウンセリングやコーチングの仕方は、ブリーフセラピーや、解決志向カウンセリング(SFA)にもよく似ているところがあります。

✅ アドラー心理学や「7つの習慣」も自動的に実践
選択理論は、アドラー心理学や、スティーブン・コビィの「7つの習慣」などにも類似点、重なる点が多いです。選択理論を実践すれば、自然に、アドラー心理学や「7つの習慣」をかなりの程度、実践することになるでしょう。

選択理論とコーチングの関係

選択理論は、人の行動の内的コントロールについての心理学ですが、選択理論の実践は、支援的なコーチングやカウンセリング(選択理論に基づくカウンセリングはリアリティセラピーと呼ばれます)のコミュニケーションによって行われます。

つまり、選択理論とコーチングの関係は、「理論と実践方法」という関係です。選択理論を自己実践するときには、セルフコーチングの形で、他者が選択理論を実践するのを手助けするときは対人コーチングの形で行われるということです。

一つ目のnoteのご案内

今回のnoteは二つ目になります。下の一つ目のnoteにも、選択理論とコーチングについて、かなりの記事を作っていますので、よかったらお立ち寄りください。

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