涙活を求めた映画①
私は定期的に涙活をしたくなるのだが、尽く失敗している。
泣きたい気分なのに、アドレナリンを大放出する筋肉映画を選びがちなのだ。
目につき易いお勧めにあげてくる供給側が悪い!と言ってしまいたい所だが、「じゃあ、なんでお勧めに上がってくるんですか?あなたに興味の無さそうなもの、こちらも勧めたりしませんけどね?」と言われたら・・・
全くその通りである。
自らの胸に手を当てるまでも無い、紛れもない真実が履歴にある。
そんな失敗しまくりの涙活だが、失敗するくらいならやらなくても問題ないのでは?とも思わない日も無くはない。
でもなんか、感情をどうにかしたいフラストレーションがある。
ここは、手っ取り早く、昔観て泣いた映画を観よう!
そこでチョイスしたのが
「ショーシャンクの空に」
今回はアマプラさんにお世話になったので、大好きはディズニーのあらすじはありません、チクショウ。
20代半ばに鑑賞して、大号泣したの映画はずなのだが、なかなかどうして?
全く内容を覚えていない。
観たよなぁ?絶対に観たのよ?こんな綺麗に忘れる?ってくらい覚えていない。
確かその時期は、かなり沢山の映画をまとめ見していた、そのせいで混ざった可能性も大いにある。
「グリーンマイル」「カッコウの巣の上で」etc・・監獄系ばかり観てる。
お気づきになっただろうか?この全てが言い訳である。
簡単に言うと、刑務所内で出会った終身刑のレッド(モーガン・フリーマン)と、無実で捕まったアンディ(ティム・ロビンス)の友情を描いているのだけど、最初は不器用そうに見えるアンディと、逆に器用に生きている様に見えるレッドが、観ているうちに逆転していく描写がすごい。
アンディの強かさは後半になるにつれ、清々しく、沢山の人の人生を変えていく。
謂わゆる“良い人“はこの映画に存在しない。
居るのは“気の良い人“と悪い人。
いやー、全然覚えてない。大号泣した記憶はあるのに、ナルシストくらいそんな自分の記憶しかない!
きっと、昔の私が泣いたシーンは図書係のブルックスが仮釈放になったくだりと思われる。
でも、大人の女になった私は、アンディーが「フィガロの結婚」のレコードを刑務所内で流したシーンに一番胸が熱くなった。
でも、泣けると言うより、カー!!!かっこいい!とか、「希望」についての名台詞とか、男の友情とかにテンションが上がっていた。