目標100%達成に向けて。始めたことを「続ける」こと
こんにちは、Yukoです。2019年5月30日、人生初のクラウドファンディングを始めました。あっという間の1ヶ月。7月16日の最終日まであと少し。
約10年間会社員の自分が、クラウドファンディングのプロジェクトオーナーになるとは思ってもみませんでした。10年前、私は
「プロジェクトオーナーとして挑戦する人はすごいなぁ」
「大人になって何かを新しく始める人はすごいなぁ」
そう思っていました。でも今は・・・
「何かを始める事よりも、続ける事はもっと難しい」
私たちはプロジェクトを始めたばかりです。それでもすでに、たくさんのことが起こり、ここまで来るのに山あり谷ありと歩いてきた気分。
特にクラウドファンディングを始めてからは、毎日自分たちのプロジェクトページを開き、新たにパトロンが登場したかをチェックし、一喜一憂。
私たちの想いを伝えるにはどういう形がいいんだろう。プレッシャーに眠れない日も続きました。
始めた当初は実は楽しいことばかり
新しいことを始めてすぐの頃は、いろんな案にワクワクするものです。
たくさん湧き出るトキメキの中から、
「スペイン生活で実際に良いと思ったものを日本に紹介したい」
「最初に取り組むなら、日本の社会的課題に挑戦できるものにしたい」
そう話し合った私たちは、日本ではまだ社会的認知度が低く、しかし女性たちにとっては大切なデリケートゾーンケアを選びました。
その後、スペインのオーガニックコスメ市場を調査し、製品をいくつも試し、ブランド側と面談を重ね、輸送や規制の調査をし、専門家に相談しながらビジネスモデルの土台を作り上げるのも、ゼロから少しずつ形にする過程が楽しかったです。
そう、「何かを始める」ことは、実はとても楽しいことです。
でも、始めたことを「続ける」のは、また別のこと。
5月30日、支援者ゼロからのスタート
事前のプロモーション活動や、知人・友人への告知が間に合わなかったため、私たちは文字通り「支援者ゼロ」からのスタートでした。「初速が成功の鍵」と言われるクラウドファンディングで、スタートダッシュで大きく出遅れました。
みんなでできることから始めようと、SNS上で告知をし、知人・友人にシェアをお願いし、キャンプファイヤーとnoteで活動報告を始めました。
まずプロジェクトの存在を知ってもらおう。
その上で、なぜプロジェクトを始めたいと思ったか、Munnahの製品がどれだけ良くて、創業者ヌリアと私たちの想いが込められているか、を発信しよう。
6月14日、目標金額の50%に到達
少しずつ、プロジェクトを見てくださる方々の足跡が増えてきて、読んでもらえることの嬉しさを実感しました。そして、目標金額の50%に到達。支援と共に、応援しているよと寄せていただける声は本当にあたたかいです。
でも、まだ目標金額に足りない。想定ユーザー層にアプローチできているか?認知してもらえる頻度で発信できているか?
チーム内で改めて想定ユーザーを検証し直します。他社製品情報をさらに集めて比較し、当初はこう見ていたけど実はこうかもしれない、想定ユーザーが集まりやすいコンテンツ、メディア媒体はどれだろう、と検討と実行を繰り返しました。
発信頻度はどうでしょう?スタートアップをすでに始められた先輩に「SNSで告知していると言ったけど、僕はまだ1回しか見ていない。7回投稿してようやく認知されるという話もある」と言われ、自分たちの甘さを再認識。ただ、同じことの発信を繰り返すのではなく、プロジェクトの話に加え、スペインの話、私たちの経験談などバリエーションを増やし、読み手の方々にとって何か役に立つようにコンテンツを充実させていこうと考えました。
7月2日、目標金額の70%に到達
そこからは毎日、今日は何を書こう、読み手の方々の興味はどこだろう、読みやすさはどうだろう、の繰り返しです。仕事で会議資料は作ってきたけど、「自分ごと」を発信したことがあまりなく、何度も読み返しては書き直す日々が始まりました。うーんうーんと、一つの投稿を書くために半日〜1日近くかかる時もあり・・・書き上げた内容をチーム内でお互い確認し、コメントし合い、ブラッシュアップさせていきました。
徐々に読んでくださる方が増え、プロジェクトに興味を持ってくださる方も増え、共感してくださる方々もいて。なんとか到達した目標金額の70%。伝えることの大切さに改めて気づきました。
遠い目標金額100%・・・なぜ目指すの?
なぜこのプロジェクトを始めたの?とよく聞かれます。きっかけは、私自身30代半ばに差し掛かり、20代と比べて体力や回復力が劇的に低下したことでした。これは自分だけの問題かと初めは思いましたが、周りにも同じように体力や回復力の低下、生理や月経前症候群(PMS)などに悩む友達が増えました。ですが、仕事や家事が忙しく自分のからだのケアは後回しにする人が多いのです。
体調が悪くて仕事や家事のペースを緩めると、責められていると感じたり、申し訳ないような気がするのは自分だけでしょうか?多くの女性が向き合っていることなのに、からだのことをオープンに話しにくい気がするのは自分だけでしょうか?このプロジェクトは、いろんな理由からからだのケアを後回しにしてきた「私」自身の課題解決でもあります。
デリケートゾーンケアは、女性が歳を重ねながら健康で美しくいるためのケアの一つです。美容やヘルスケアへの意識が高い方には認知されていますが、残念ながら関心が低かった私は、友人から話を聞くまで知りませんでした。デリケートゾーンを優しく洗浄し保湿すること。尿路感染症などの不調が起こる前に、または乾燥やかゆみなどのちょっとしたサインが出た時に、始められる日常的なケアです。
女性のからだはデリケート。歳を重ねるごとに、社会や家族の中での役割と責任も重くなりますが、からだのケアもより丁寧にすることが大切だと実感しました。
7月16日まで残りあと僅か。ご支援いただいた方には、私たちがオススメするMunnahのデリケートゾーンケア製品をお試しいただけます。またオンラインショップ開設後の割引クーポンや、今後の活動報告もお送りしていきます。
オンラインショップでは、Munnahのデリケートゾーンケア製品などのオーガニックコスメを始め、環境や肌に優しいジュエリーなど、スペインで実際に生活して良いと実感したプロダクトを増やしていく予定です。
私たちはまだ始まったばかりです。そのため学ぶことの方が多く、もしかしたら皆様に還元できることの方がまだまだ少ないのかもしれません。ですが、昨日より今日、今日より明日、皆様の手により良いものを届けられるよう頑張りますので、ご支援いただけると嬉しいです。
クラウドファンディングのサイトはこちらです。
書くことを通して自分と向き合う
今回、noteで自分の考えや生き方を発信されるライターの方々に刺激を受け、私たちも書くこと自体を楽しめるようになりました。書くことで考えが整理され、今まで気づかなかった自分自身の想いも徐々に見えてくるようになったのです。
一つのことを始めると、次第に次の「やりたいこと」が見えてきます。その扉がどこに繋がっているかはわかりませんが、開くかどうかは自分次第。次の扉に気付けるよう、そして開きたい時に開けるよう、始めたことは「地道に続けていきたい」と思います。
(写真はノルウェーのフィヨルドです)
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