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マレーシアは、レイヤー(層)がお好き。なんとパンまでも。

 それは、なんとなく感じていた。ずっと前に行った時にスーパーマーケットで買った「レイヤーケーキ」というのが、ものすごくおいしくていっぺんでファンに。コタキナバルの空港では、日本で言う行商のおばさんのような感じの人が、手作り(?)のそれを売っていて、こちらはさらにしっとりしていて風味があって夢中でいただいた。
 レイヤーは「層」という意味だから、生地を何枚も重ねてあるってことね。

 それからというもの、思い出してはため息。
 ちょうどお友達が行くと言うので、色々説明して、
「買って来てね。空港とかで普通に売っていると思うから」
 とお願いした。

 ところが。
 彼女の利用した空港は、クアラルンプールの方だったんだけど、
「ごめん、そういうのなかった。空港の外にまで行って見てみたんだけど」
 というご報告。
 そうか~、そんなにメジャーでもなかったのか、と反省。
 空港の外にまで行ってもらって、申し訳なかった。

 それで色々調べたら、バームクーヘンぽいレイヤーケーキと、もちもちした色鮮やかなニョニャクエとも呼ばれる方と2種類あることがわかった。
 そもそもインドネシア発祥という説も有力。

 ただ、もう出会えないとあきらめていた頃、いましたいましたクアラルンプール空港に!
 しかも、ちょっと高級感漂う雰囲気。

 コーヒー味、アーモンド味、チョコレート味など4,5種類から2種類選んで缶に入れてくれる。この缶も、かわいい。
 メインはクッキーのお店だけれど、久々会えたレイヤーケーキは、掌にずっしりと重く・・・。

 断面図は、ミルクレープかバームクーヘンにも見える。
 私は、ユーハイムのバームクーヘンが大好きなので、それと比較してみるけれど、レイヤーケーキの方がしっとりとしている感じ。
 あと、鼻に抜けるかすかなスパイスの香り。シナモンにしては柔らかいので、私の知らないやつかも。

 そして、見つけちゃった。
 レイヤー食パン!
「スライスを一枚一枚楽しんで」
 みたいなことが書かれてる。
 迷わず購入。
 日本円にして430円くらいだから、マレーシア物価にしたらちょっと高いかも。
 旅行中は、ホテルの冷蔵庫に保存したりして大切に日本に持ち帰りました。
 さてさて、どうやって層をはがしていくのかな?

 私のはがし技術が拙いのか、なかなか離れてくれず。見たところ、層になっているところに指を入れれば、すーっとはがれそうに思ったけれど、そういうわけには行かなかった。
 あんまり触りまくっていると、掌の菌がついてカビが発生しちゃうのでは? と心配になった。
 何しろ大切に持って帰って来たんだから、ね。

 それで、2日連続してサンドイッチの朝ごはん。
 パンは、デニッシュ系のようにバターが練りこまれていて、それだけでもじゅうぶんにおいしかった。
 冷蔵庫に入れておいたから、どうしてもトーストする必要があったのだけれど、これは買いたてなら生でもいけるかもね。

 次回行った時は(って、まだ全然予定ないけど)、まずニョニャクエを探して食べることと、他にもレイヤー状の食べ物をさがしてみようっと。
 
 レイヤーケーキは、サワラク州の名物らしいから、だから場所が近いコタキナバルにあったんだと思う。願わくば、サワラク州のあるボルネオ島に行けますように・・・。

 新年早々食いしん坊な発言、失礼いたしました。

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