青山MANDARAにご登場のチャボは、果敢なチャレンジャー その3
そこで歌われた「ポスターカラー」は、忘れられない。もちろん何度も聞いていたせいもあるけれど、メロディも歌詞も14歳の少女には理解できない男と女の世界を描いていて、衝撃的でありつつも、心に残るものだったから。
それを。
不意打ちを食らったように突然チャボが歌いだすものだから、一瞬動けなくなってしまったわけだ。
初めて聞くオリジナルバージョン。当時歌っていたのは、もう一人のメンバー加奈埼芳太郎さんだけれど、そんなことはどうでも良くて、とにかく身体いっぱい耳にして聞き惚れていた。
歌い終わった後に、
「この曲甲斐よしひろも好きだって言ってくれてたぜ~」
とチャボ。
あ、そんなに知れ渡っている話だったのか。それで、YOU TUBEで検索してみたら、なんと見つかった。
私が何度も聞いていたカセットテープは、いつのまにかどこかへ行ってしまっていたから、どこのどなたか知らないけれど、本当にありがとう。お陰様で何十年ぶりに甲斐さんの「ポスターカラー」を聞くことができました。
古井戸からの曲は、割と多かったけれどRCからは数曲、麗蘭からは一曲もやらなかったのでは? やっていたら、すみません・・・。
ここに来ている人たちは、きっとどんな時もチャボが好きなんだろう。そういうのが伝わって来る。それとチャボも言っていたけれど、なんとなくシャイ。それはチャボを好きになるくらいだもの、共通点があるはず、と納得。
それにしても。
これだけのリクエストに応えるのは、並大抵のことではない。気づくと3時間。座ったのは、たったの一曲だけで、あとはずっと立ちっぱなしのチャボ。
73歳ですよ。
いつも歌っている曲ならば、リハーサルも流す程度で良いかもしれないけれど、思いも寄らない曲のリクエストなら、歌詞を思い出し、コードを再確認し、そして入念にリハーサルもしなければならない。それを3時間分!
無謀とも言える。
(こちらは、私が聴いていた当時のオンエアの音源。甲斐さんの声が若いけれど、当時は私も14歳。じゅうぶんに大人として甲斐さんを認識していた)
(こちらは、当時のものではないようで、コメントを見ると甲斐さんは、今でもビルボードで歌ったりしているらしいから、だからチャボも知っていたのか、と納得)