現代美術館で見た「日本現代美術私観」の余韻は継続中。よくも集めたり、の現代アート!
事の始まりは、神田伯山先生のラジオ。伯山先生が、行ってきたと話していたので興味を持ったのがきっかけ。このコレクションを展開しているのは、高橋龍太郎さんという精神科医の男性。
そのことを知るまで、ラジオをながし聞きしてたのだけど、
「えっっ!」
と驚いた。
高橋龍太郎さんは、人生相談の回答者もやっていて、私はよく仕事をしながら聴いていたのだけれど、何人もいる回答者の中で、とても穏やかで相手の身になって答えている様子が伝わってきて、ひそかにファンだった。
そんな人のコレクションてどんなの?
すごく興味が湧いて、清澄白河の東京都現代美術館まで出かけたのでした。
あるある!
現代アートの巨匠たちの作品があっちこっちに!
大好きな大竹伸朗さんのは、これ一つだけだったけれど、すぐに目が留まるインパクト。「ホノルル秘宝館」ね。
見上げれば村上隆さん作品がゆらゆら。
動きがあるので、ずっと見ていても飽きない。
奈良美智さんは。この作品。女の子の瞳が良いんですよ。でも実は口元も全体の表情を語る上で重要。
この真一文字が、奥行きの深い感じをかもし出してる。すぐに奈良さんの作品ってわかるね。大好き。
私が知ってるアーティストだけでも、草間彌生さん(たくさん)、横尾忠則さん(たくさん)、赤瀬川原平さん、宇野亜喜良さん、ヤノベケンジさん、山口はるみさん、荒木経惟さん、森山大道さん、森村泰昌さんなどすごいラインナップだった。
高橋龍太郎さんは、他にもたくさんの現代アートを紹介してくれた。コレクションは3500もの数にのぼるらしいけど、上の船の作品などどうやって保管してるのかな。もっと大きい森靖さん作の木彫りのプレスリーも圧巻だったけど。
個人の方なのに、これほどのコレクションを保管するのは並大抵のことじゃない。
尊敬。
この作品なんか、初めて見ても惹きつけられるものがあって、だからこういう展覧会に行くのは大好き。しげしげと見てしまう。
アート集団「Chim↑Pom」は、東日本大震災の時に渋谷駅の岡本太郎作「明日の神話」に作品と付け足した集団。
相当な物議をかもし出したけれど、その他の作品も合わせて見ると主張があるんだなということが伝わってきて、時間をかけて見た。映像作品も興味深かった。
こういう出会いってあるな、と思ったよ。伯山先生のラジオだけじゃ足を運ばなかったかもしれない。そこに人生相談の回答者だっていう二次的要素が加わったからこそのお出かけだったわけで。
色々と新しいアーティストを知ることができて、伯山先生と高橋龍太郎さんに、改めてありがとう、と言わせてもらいます。