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浅草にもあるぞ、チャイニーズシアターみたいなとこ。


 ハリウッドのチャイニーズシアターに埋め込まれているスターの手形、足形は有名だけど、浅草のコレもなかなか見事。というより、ハリウッドより圧巻だと、個人的にはそう思う。
 浅草公会堂のエントランス前にダーッと続いてる。

 エンタメにおいて功績があった人を選んで順次飾られていくシステム。もう鬼籍に入られた多くのスターもたくさんいて、当時がしのばれる。
 浅草は、一時期東京のエンタメの中心地でもあったけれど、その後他の町にその栄光を譲って、しばらくはさびれていた期間もあった。
 でも今はまたもりもり盛り返してきていて、天晴。
 インバウンドの人たちで賑わっていて、ふと気づくと半径5メートルに日本人私一人、ということも少なくなくて、この状況もある意味すごいな~と。

 エントランスではもうまかないきれないくなったのかな? 浅草公会堂前のオレンジ通りにも、こんなふうに飾られてる。オレンジ通りは、その名の通り、道の色がオレンジになってるエリアがあるよ。

 見ていくと基本皆様右手で型を取ってる。若尾文子さんだけ左手(2枚目の中央列の4番目)なのを発見! こんな眺め方も楽しい。何しろ、本当にたくさんのスターたちの手の形を見ることができるから。

 最後は、浅草をしょって立つ男、ビートたけしさんだけ特別に一枚仕立てでご紹介。ぐっっと力強く押した感じが伝わってくる。
 今でも、彼がアルバイトしていた東洋舘(当時はフランス座)のエレベーターは、聖地巡礼の地として訪れる人がたくさんいるけど、そのエレベーター、今も現役。東洋舘に行く時には、誰もが乗ることになる。

 かき氷屋の浅草浪花家さんにハマり、落語を好きになって浅草演芸ホールに通うようになり、なんだかここ数年浅草にしょっちゅう行っているうちに、一番落ち着く町にまでなった浅草。
 わちゃわちゃしているようでも、隅田川沿いを歩けばどこからか江戸の風が吹いてきそうな、そんな粋な町です。

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