青山MANDARAにご登場のチャボは、果敢なチャレンジャー その1
5月10日青山MANDARAで行われたチャボのライヴに行ってきたよ。開店30周年のイベントの一環で、ゆかりのあるミュージシャンがたくさん出演。チャボは、4月にも登場して他のミュージシャンとのコラボの日もあったけど、この日はソロ。
本番10日位前に、オフィシャルウェブサイトからメールが来た。
「チャボの曲をリクエストしてくれれば、チャボが応えますのでどんどんメールに書いて送ってください」
というような内容。
え?
どういうこと?
聴きたい曲をリクエストして良いの?
チャボのキャリアは、50年をゆうに超えている。古井戸から始まり、RCサクセションを経て、CHABO BANDを結成するも、そのかたわら麗蘭も定期的に活動している。ずっと現役なわけだから、その曲数は膨大。
いったいどんなスタンスで選べば良いのか混乱してしまう。いつもライヴで歌っている曲? それとも埋もれた名曲? あれこれ迷っているうちに当日になってしまった。
購入したチケットには整理Noが付いているけれど、開場時に並んだりもしないので、どういうシステムなのかな、と思ったら。
椅子にその番号が、貼ってあった。ステージのかなり後方ではあるけれど、視界を遮るものが何もなく、チャボと真正面から対峙できる席。
もとよりこぢんまりした会場故、きっとどの席からでもチャボを堪能できたとは思うけれど。久々の青山MANDARAだったけど、あたたかい雰囲気が漂う良い場所だな、と改めて思った次第。
チャボが、出てきた。
一人。
途中打ち込みの音も少し入るけれど、基本ギター一本の弾き語りスタイルだった。
「ちょっとさぁ~、リクエストしてくれって言ったけど、調子に乗りすぎてんじゃないのぉ~、みんな。何曲も書いてきちゃってる奴もいるしぃ~」
チャボが、ぼやく。
「こうなったら、全部応えちゃおう~ってことにしたぜ~。つけ上がってるんじゃね~よ~」
と全然文句になっていない、嬉しそうな表情で。
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