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何も知らずに行ったら、思わぬお楽しみが待ってた、というお話。(5月29日KREVA CLASS) その2

 ラップのリズムに乗るのは、ちょっとだけ難しかったけれど、会場全体がどよめくようなうねりを見せているので、その波に身を任せてみた。
 この中には、かなりコバケンのファンもいるはず。私と同じように内心びっくりしている人もいるだろうなぁ、と思った。そういう人たちも、今は立って踊っていることに勇気づけられる。なぜなら、ほぼ全員が楽しそうにしているから。
 だから、大丈夫!

 こういうクロスオーバーのイベントは、お互いの良いところを出しつつ、まったく知らないジャンルに出会えるチャンスでもあるな、と思ったわけで。
 KREVAもそう言っていたし、流行り病もほとんど収まった今、新しいエンタメの可能性を目指す必要があるはず。今度何かが起こったとしても、エンタメは不要不急のものだなんてもう二度と言えなくなるくらいに。大変な時こそ、心を潤す大切なものだと言うことを訴えていかないといけないのではないかな、などと思っていた。

百合が、美しい。


 KREVAは、
「小中高大と僕は学校に通っていた。同時に透明な学校にも行っていた。それは自分が興味あるもの、好きなものを学び、追求していく場所。皆も好きなことができたら、あきらめないで、透明な学校で色々学んでね~」
 というようなことを言っていた。

 10代の頃の私が聞いたら、号泣しちゃったかも。現在の私が耳にしても涙ぐんでしまう案件。
 その言葉は、とうに大人になった私だからこそ、しごくまっとうだと思う。好きなことがあったら、透明な学校に入り、予習復習はては自主練までして、極めるべき。寝食を忘れるくらいに楽しいし、成長してからも確実に血肉になっている実感がある。

 私のプロフィールにもあるけれど、苦しい時悲しい時には、色々なエンタメに助けてもらった。その透明な学校のお陰で、こうして少し長い文章を書くことができるようになった、と思っている。本当に、ありがたいこと。

 こんなふうに楽しんだ後、マグネッター(マグネットコレクターのこと)の私は、物販の長い長い列に並んで、コバケンのイラストのマグネットを購入した。この日の記念に大切にしようっと。
 こんな知らない世界に一瞬にして連れて行ってくれたコバケンとKREVAに感謝しつつ、さぁ次はどんなことで驚かせてくれるかな? と期待する私なのでした。

このシンプルな感じ、良き。よく見ると、ページのあちこちに、付箋が・・・。

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