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絹谷幸二さんの絵に一目惚れして、訪れた天空美術館は、ほんとに空の中!
東京芸術劇場大ホールに行った時に、天井に描かれていた絵を初めて見た時、もうガツンとやられた。
絹谷幸二さんの作品だと知る。それから調べたら、大阪に美術館があるっていうじゃないの。ちょうど大阪に行くことになっていたので、早速お邪魔。2023年の秋のお話ね。
2016年開館とのことだから、比較的新しい。なんと言ってもスカイビルという高いビルディングの27階に位置していて、訪れるだけで天空にいる気分。
中は、絵画だけじゃなくて、立体ものも多く展示してあって、なんだかワクワクしてしまう。
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凹凸の具合もまちまちで、そこがまた楽しい。細かく見ていくと、その度に新しい発見があって。芸術劇場の天井画は、比較的静かめだけれど、ここに来たら絹谷さんの他の一面も見ることができて、ほんとに来て良かった。
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これが、美術館が入ってるスカイビルね。そこにドラゴンが、巻きついて。まさにこの瞬間、中に佇んでいる身としては、ちょいと怖い。
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そうそう、イタリアに関する絵画もたくさんあった。これは、イタリアを中心とした地図をベースに天使や鳥たちが描き入れられていて、やっぱり細かく見ていくと、楽しい。
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こういう赤、好きです。大好き。
太陽の赤が、町まで赤く染めてしまって、それはもう全体がまっかっか。暑さの不快感はまったくなくて、こんな熱情なら包まれてみたい、と思わせるものがある。
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もう一つ立体をご紹介。顔、いくつあるの? しげしげと眺めちゃう。洗車や飛行機や船も点在。絹谷さんは、たくさんの作品を生み出しているから、切り口を変えればいくらでも展覧会のテーマができると思うし、現にいつも楽しそうな企画をやってる。3D体験も出来るし、当日だったら再入場も可能だから、窓の外に広がる景色を時間を違えて楽しむこともできるよ。
私も一度と言わず二度三度訪れてみたいと思ってます。
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おまけ。世田谷文学館に行ったら、エントランスに絹谷さんの作品が!
「あ、絹谷さん??」
近寄って行って確認できた時の喜びったら。絹谷さんの作品てすぐに分かった私って偉い! と思ったのも束の間。絹谷さんの作風は、唯一無二なんだから、知っている人なら一目見ただけですぐわかるよね。
でも、思いがけず世田谷文学館で会えて嬉しかった。
タイトルは「愛するもの達へ・希望」。阪神・淡路大震災へのレクイエムだから、それに関連すること、物、人たちが描かれていて、震災30年目の今年は、いつにも増して心に染みましたとさ。