アーボリスト系イベント in アメリカ。 『Tree Topia 2023』 に行ってみた。 イベントれぽ <前編>
コロナ禍で海外に行けず、海外解禁で一発目に行ったイベントがいろんな意味で(いや、良い意味でしかないけど)とんでもなかった!のでご紹介します。
私自身、こういった樹木業界のイベントにちゃんと行くのは初めてだったので、そういう意味でも受けた衝撃が大きくなったのかもしれません。
どれだけ伝わるかわかりませんが、この衝撃が少しでも伝われば幸いです。
結論から申し上げます。
とても良いイベントだった!!!!
これはいろんな意味で実りの多いイベントでした。
コロナ後初海外でこのイベントは有意義という他ない。
それでは順を追ってご説明していきます。
と、その前に
こちらは「前編」になります。
目次で言うと「繋がれる」までお読みいただけます。
それ以降の内容については「後編」をお読みください。
前後編を合わせたマガジンでお読みいただくと、少しお得にお読みいただけます。よろしくお願いいたします。
どんなイベント
Tree Topia は、TREE STUFFと A Plus Tree いうアメリカの企業2社が主催しているアクティビティ満載なイベントです。この規模のイベントは、日本ではまずないです。
毎年8月上旬〜中旬の週末、金土日の2~3日間で開催され、入場料(2023年は$134)さえ払えば、プロでも、一般の人でも入ることができ、家族連れでも十分楽しめるアットホームなイベントです。
イベントの概要をサラリと引用しますと、
TREE STUFF の Instagram ページでは以下のように書かれています。
幅広い分野のワークショップがたくさんあり、好きな授業を取り放題、行列になっていれば待ちが発生しますが、ゲームもし放題。ワールドクラスのクライマーも参加するような小さなゲームの大会もあります。その景品もまた豪華!
フード以外の物販は基本なかったと思います。メーカーの展示エリア、重機の乗車体験、樹木関係の薬剤その他、相談や商談などはできますが、買い物は現地ではできず、その代わりに、オンラインショップで使える割引クーポンなどを配っているメーカーもありました。
TREE STUFF
アーボリスト向けの道具などを販売するアメリカの大手ギアショップです。本社はノースカロライナ州(東海岸の州)にあります。この業界の人ならば一度は耳にしたことがあるくらい名の知れたショップです。
日本からもオンラインで購入することができます。
また、北米でこういったイベントに行くと、
『TREE STUFF』
の名前を結構頻繁に見ることができます。
多くのイベントに率先してスポンサーしてくれる企業でもあるわけです。
A Plus Tree
この会社は、このイベントに行くまで、私は存じ上げませんでしたが、カリフォルニア州にあるアーボリスト系の会社です。このイベントに来ていた従業員だけでも少なくとも30人以上は居そうでした。西海岸の4州に支店を持ち、この業界では大きな会社のようです。
ツリーケア全般。高木の剪定や伐採、ケーブリングなどの高木作業を含め、樹木の診断や治療、土壌改良やコンサルなど幅広いサービスを提供してる会社のようです。この会社からも講師陣がいました。
Tree Topia 2024
さて、今年の Tree Topia の情報です。
今年は 8月16、17日の二日間のようです。
このレポを読んで行きたいと思ったら是非行ってみてください。
行きたい場合は、いろんな人の助けを借りてでもどうにか頑張って行ってください!笑。
もし以下のようなで悩みをお持ちの方は、私でも、海外旅行に慣れている方にでもご相談ください。
行きたいけど英語ができない → 要通訳
海外に行ったことない → 要コーディネーター
私は Tree Topia の営業でもなんでもありませんが、新しい一歩を踏み出したい方を応援したい気持ちをいつも持っています。力になれるのであればお力添えいたします。
では本題に戻りましょう。
Tree Topia に関しては前述のとおり、この TREE STUFF と A Plus Tree が主催ですが、これほど大規模のイベントを民間企業二社で主催している。
って、この業界の規模の違い見せつけられたなぁ。と感心させられつつもイベント会場の雰囲気にワクワクが止まりません!
正直、チケット購入の時点ですでに円安で、入場料の$134(約2万円弱!)も高くてやや引き気味でしたけど、そうも言ってられません!
それにフライトも、燃油サーチャージが値上げしまくってて、高すぎw
円安じゃなくても安いとは思えない料金でしたが、円安でさらに高額に!!
これは今の日本人にはキツすぎる笑。
ま、行くけど!
こんな会場
会場はカリフォルニア州の Vallejo (ヴァレーホ)という街にある公園。
サンフランシスコから車で1時間くらいで行けます。
私は、電車やバスを乗り継いで行きましたが、大変でした。途中で乗るバスを間違えたりしたのでものすごく時間かかりました笑。
また、北カリフォルニアと呼ばれるこのエリアは、8月でも朝夕寒くなります。日本の蒸し暑い最中に渡米の準備をしていた私は、寒くなることが想像できず、比較的軽装で行ってしまいました。「着る機会ないかもなぁ」と、念のために持って行った一枚のヒートテックとパーカーを結局ほぼ毎日着ていました。
その両方を重ね着してギリ耐えられたくらい笑。
イベント初日は、ホテルから会場まで Uber で。道に迷わず楽。早い。
開場時間よりも早く到着しましたが、開場前に少し歩き回ってみて、その物量の多さとイベントそのものの雰囲気に圧倒されました。
たくさんの重機、アクティビティやゲームのセット、ステージ、そして樹高30m級の大きな木たちが出迎えてくれました。ユーカリが多かった印象ですがよく覚えていません。とにかく、イベント内容をあまり理解しないで行った私ですが、到着した時点ですでに楽しく、心躍っています笑。
開場時間になって、受付で、予約時に送られてきたQRコードチケットを見せ、チェックインします。自分の名前と Attendee と書かれたパス、そしてノベルティをもらいます。ノベルティの内容は後述します。
来場者は、カリフォルニアを中心に西海岸エリアの同業者が多かったように思います。メキシコ系の人も結構いて、スペイン語も飛び交っています。アジア人と黒人は少なめ。海外から来ている人はほぼいません。講師やボランティアスタッフに関しては、全米から来ているようでした。
日本人は、カリフォルニアに住む日系3世の方が一人いらっしゃいましたが、日本語はほとんどできない方でした。
日本から来ていたのは私だけでした。
なので挨拶するたびに
アメリカ人:「どこから来たの?」
私:「日本だよ」
アメリカ人:「日本人!! このイベントのために日本から来たの?」
私:「んー。このイベントのためだけってわけじゃないけど、楽しそうだったから来てみたいって思って、初めて来てみたんだー。」
アメリカ人:「いいね!楽しんでってね。僕の名前は〇〇だよ。はじめまして。」
私:「私は□□だよ。はじめまして、よろしくね。」
アメリカ人:「君もクライマーなの?」
みたいな会話を何十回もしました。
とりあえず誰も知り合いが居ない状態で行ってるので、全員が「はじめまして」です。
そりゃそうです笑。
こんな感じで、人とはすぐに繋がります。
後述の「繋がれる」に詳しく書きました。
展示エリアでは、実際に商品を手に取ることができます。使い方を教えてもらったりすることは可能ですが、その場での購入はできません。Husqvarna のチェンソーの試し切りもさせてもらえます。
ゲームエリアも充実しており、それぞれ NOTCH や TEUFELBERGER などのギアメーカーがスポンサーとなって、展示ブースの隣に、ド派手なセット(笑)を組んでゲームを用意してくれています。
ゲームの優勝者は Tree Motion がもらえるなど、景品も凄いことになっています!時間の許す限り何度でも挑戦できます。
TREE STUFF 主催のゲームコーナーは、挑戦者全員が豪華なプレゼントをもらえるという、考えられないほど超太っ腹な企画で、一日中大行列。
重機の展示ブースでは、実際に重機に乗らせてもらえます。道路に書かれたクネクネのコースからはみ出ないように走らせて、丸太を運びます。
別の重機ブースでは、地面がガタガタのコースの上を走るのですが、アームでつかんだ丸太の先端に水が入ったバケツが置かれ、できるだけこぼさないようにコースを一周してゴールを目指すというものでした。
ゲームにもいろんな工夫がされてて面白いです。
もちろん、子供も挑戦できます。
それとは別に、キッズエリアも用意されており、安全に登って遊べる場所もあります。
なので、ちゃんと楽しもうと思ったらとても忙しくなります。
金土日の3日間の開催ですが、いろいろなものを吸収しようと思ったら、広い会場を歩き回って、人と喋って、授業をとって、デモンストレーションを見に行って、ゲームをして、景品をもらって、重機に乗せてもらって、チェンソーの話聞いて。。。とやりたいことがあればあるだけ忙しくなります。
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