華やぐ植え込みの一角に躑躅の亡骸ひと株。容赦ない陽射しが蹂躙し続け、躑躅はとうとう命を落とした。今更の風雨が乾いた枝葉を冷やせど虚しい。
濡れ落ちた枝葉は朽ちてやがて養土となり、残った木々を肥やすだろう。
これが死ぬということだ。
これが生きるということだ。
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