リンパケアで未病

2021年2月26日 21:23

こんにちは！

心とカラダのWellnessの価値提供を目指すトラフェールです。

今回はリンパのことについて記述させて頂きたいと思います。聞いたことあるけど、正体がイマイチよくわからない、という方にはおススメ記事です！

さて、リンパといえば、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか？

例えば、リンパ＝美容、マッサージ、エステ　etc.

わたしも日本リンパ協会のリンパ講師の資格を取るまでは、まったくわかりませんでした。巷のエステサロンでよく使われている用語のイメージからか、私の場合、リンパ＝美容のイメージがかなり強かったです。

なので、お恥ずかしいことにリンパケアが健康や未病に繋がるとは全くおもっておらず、、、でした。

１．医学的根拠のきちんとあるもの

リンパは西洋医学由来で医学的根拠のきちんとあるものです。実は欧米では積極的にガン治療などにも用いられています。

血管と同じように身体にはリンパ管があって、そのリンパ管の中をリンパ液が流れています。でも、血液に比べると流れる速さはとてもゆっくり。

血流は1週に4分、リンパ液は8〜12時間かかると言われており、それには理由があります。

リンパ_全身

わたし達の身体の全身にリンパ管はあります。なぜなら、リンパ管はわたしたちの身体の中の血管に絡みついているから。ただ、部位によっては密度が違ったり、浅かったり深い部分に分布していたりします。比較的よく動かす部位には多く分布していると言えるでしょう。

特に顔はリンパの密度が濃く、比較的浅いところにリンパも分布しているため、深いところにあるリンパと比べると、マッサージやトリートメントで滞りを解消しやすいのです。実際にこういった理由があることを知ってからエステやマッサージにいくと、その効果の見え方や感じ方も違ってくると思います。

朝起きたら顔がむくんでることありませんか？

これはリンパの仕業、滞ってる証拠です。

でも、リンパはただただ流せば良い訳ではありません。リンパの流れに沿ってリンパ節までしっかり流してあげることが大切です。なぜならば、リンパ管にはところどころに大小のリンパ節があって、そのリンパ節がフィルターの役割をしてくれるからです。

従って、リンパが身体の中をどのようにして流れていくのか、理解していることが大切です。リンパ節は血管同様、全身に網の目のように張り巡らされており、リンパ液をリンパ節まできちんと流してあげると、お顔や身体のむくみやたるみの改善に、より高い効果を上げることができるのです。

では、リンパ液はどのようにしてできるのでしょうか？

実はリンパは血液由来。出来上がる仕組みは、血管(毛細)の隙間から染み出た血液の成分がリンパ管に入るとリンパ液になります。

そして、このリンパ液には死んだ細胞や細菌・ウィルスや脂肪、タンパク質や電解質を含んだ残骸が含まれています。細胞が栄養や酸素を取り込んだあとに排出するのがこの残骸なのです。

では、残骸を含んだリンパ液をリンパ節ではどのようにフィルタリングするのでしょうか？

リンパ節には免疫細胞であるリンパ球がたくさんあります。ひとたび細菌などの異物が入り込むと、リンパ球は目を覚まし、ターゲットとなる細菌などの場所に闘いに行きます。リンパ球が増殖すると、リンパ節が腫れるという現象も起きますが、これはリンパ節が免疫に重要な役割を担っている証拠。

冒頭にリンパ液は血液に比べて流れる速度はゆっくり、と、お伝えしました。それは、リンパ液の中にあるゴミのフィルタリング＝お掃除を、リンパ節の中のリンパ球がじっくりゆっくりしてくれているから、とも言えます。

なにより身体を温めることが大切です。

難しいことではなく、日々の生活習慣を整えるだけで平均体温は上がってきます。体温が上がると血流が良くなり、リンパの流れもよくなります。リンパには血液のように心臓のようなポンプがありませんので、意識してリンパの流れを良くする生活していくことをおススメします。

体温を上げるために簡単にできることとしては、下記の通りです。

入浴・運動・外圧マッサージ・睡眠・食べ物 etc.

また、耳つぼ療法や呼吸を整える瞑想も血液の流れを良くします。耳つぼ療法は筋肉の弛緩を促してくれますし、瞑想は内側の安定から深い呼吸をすることで、血流促進に多いに役立ちます。

身体を温めて血流が良くなるとリンパの流れも良くなり、老廃物の滞りがなくなりますから、免疫力も上がり、よって未病にも効果があるのです。

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