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#73【オリジナル】上肢と下肢の経筋的虚実の評価
※何言ってるかわからんと思いますが、興味があればお付き合いください。私も上手に伝えられないのが悔しいです。
・吉岡一貴先生の仙腸関節理論
・杉山勲先生の陽経治療
・入江正先生の経筋治療
私が学んできたこれらの考え方と臨床での経験をもとに、上肢と下肢の経筋的な評価が完成しました。(たぶん・・・)
とりあえず『経筋的虚実』とでも名づけておきます。
『経筋的虚実』には絶対的な基準があります。
まず見ていただきたいのがこちらの姿勢。手書きで恐縮です。
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この姿勢が絶対的な基準になります。
こちらの姿勢は「吉岡先生の仙腸関節理論」からインスパイアされた考え方です。
吉岡先生によれば、
仙腸関節は左右で機能差がある。
左右差は利き手によって規定されている。
これをさらに発展させます。
仙腸関節の機能差があるのであれば、機能差に即した姿勢の左右差が見られるはずです。それが、上に書いた画像の姿勢になります。
そして、姿勢の左右差は筋の収縮と弛緩で説明できるはずです。
筋の収縮と弛緩で説明できるのであれば、経筋をもってして姿勢を記述できるはずです。すなわち短縮している経筋は「実」、弛緩している経筋は「虚」です。
というような思考と実験を経て(約1年と3ヶ月)、ようやく『経筋的虚実』の基準が判明しました。ちなみに右利きの人の話です。90%の人は右利きなので、大抵の人はこれでオッケーです。
右上肢
太陰肺経、少陽三焦経、太陽小腸経が「実」
左上肢
陽明大腸経、厥陰心包経、少陰心経が「実」
右下肢
太陰脾経、少陽胆経、太陽膀胱経が「実」
左下肢
陽明胃経、厥陰肝経、少陰腎経が「実」
これは、上に手書きで示した姿勢を経筋の虚実で表現しているだけです。
経筋の虚実で表現することで、選穴の判断材料になります。
これすごい発見だと思うんですけど、どうですかね。
吉岡先生の理論を噛ませているので、完全にオリジナルだと思います。
ちなみに左利きの人は難しいのです。左利きの人は右利きに矯正されたりしているので。姿勢の基準がまるっきり逆の人は確かに存在します。
これはまるっきり逆になっているだけなので、絶対基準には違いありません。
あと今回「上肢と下肢」だけにしているのは、首がまだわからないからです。首の経筋的虚実の基準は考えているのですが、検証がまだ十分ではないので。
今後はこの首の検証をしていこうと思います。なにか前進することがあれば、また報告します。
追記
機能的な姿勢について、臨床での使い方などはこちらの記事に書いてますので参考にどうぞ。