ワンオペ育児でもストレスに負けない考え方【育児哲学#13】
コロナ禍が落ち着き始め、年末に向けて忙しくなり、ほとんど家にパパが仕事で帰ってこないワンオペ育児の家庭も多くなってきているようです。
日々の子育てのストレスをすべてかかえて暮らす皆様に、少しでもストレスに負けない考え方について、参考になる言葉をご紹介したいと思います。
陰気な人間は
十の計画のうち 九までが成功しても、
この九を喜ばずに、
一の失敗に腹を立てる。
◆ドイツの思想家 ショーペンハウアー
『幸福についてーー人生論』引用
結果が幸・不幸、どちらにも転ぶ可能性があるとして、陽気な人間は「幸」になる可能性を喜び、陰気な人間は「不幸」になる可能性を嘆く。
こう考えると、陽気な人間は10の内、たとえ9まで失敗したとしても、残された1の成功の可能性によって自分を励まし、モチベーションを高めることができる。
陰気な人間は、逆の理由から1の可能性に落ち込む。人は自分の見たいように物事を捉えている。
育児でストレスが発生するいちばんの原因は、子どもが言うことを聞いてくれないこと。
言うことを聞いてくれないのは、自分の責任なのかもしれない・・・。
そんな事はありません。
考え方を変えましょう。
子どもには10回伝えて、1回できれば良いと思ってみませんか?
何度も言うことを聞いてくれないと、どんどんストレスと共に「何がいけないのだろう?」っというネガティブな思考に陥ってしまいます。
陰気な人間(ネガティブ思考)は悪い方向に考えがいってしまい、子どもが失敗しなかった、よくできたことに対して、ホッと胸をなでおろすことでしか子どもに反応ができない状況になってしまいます。
思考をチェンジ!
陽気な人間(ポジティブ思考)でいくならば、9回の「失敗」や「言うことを聞かない」子どもには、平然とした対応で向き合い、
数少ない1回の「成功」や「言うことを聞いてくれた」ときには、ものすごく褒めることができるでしょう。
嬉しいから。
この思考の違いによって、親にも、そして、子どもにも、ストレスから開放される考え方になると思います。
親がイライラしていると、子どもも心配でイライラしちゃいますし。
ウチの3歳児にも何度も言っています。
「お片付けしなさい!」「トイレの電気消して!」「座ってごはんを食べなさい!」「歯磨きを早くしなさい!」「風邪引くから早くお着替えをしなさい!」「もうこんな時間!早く寝なさい!」
毎日のように言っていますが良くて1つか2つ、素直にしてくれることはあります。そんなときは心から褒めます。
パパも子どもも嬉しくて。
できないときは、なるべく怒らず、平然としましょう。
早くしないといろいろと都合に支障がでてきて焦ってしまうかもしれませんが、怒るときは怒って、我慢できるときは我慢。できないときは、さっさと手伝うか、次にできるようになるまで期待しましょう。
何もかも、自分でできるようになるのはかなり先のことのようで、絶望してしまうかもしれませんが、絶望より希望をもちましょう。
いつかはひとりで、できます。
それまで気長にポジティブに、すこし怒りつつも言い続けて1回の成功にうんと褒めてあげましょう!
こちらの書籍を参考にしています。
育児の参考になりそうな「ことば」を見つけて紹介しています。
毎日の育児は辛いことが多いですが、
少しの休息に僕も哲学と向き合いながら子どもに接していくと、
見え方が変わっていくだけで、面白い発見や考え方が変わり、
育児がもっと楽しくなってきました。
お時間がありましたら、過去の記事もご参照いただければ嬉しいです。