子どもは泣かせたら勝ち⇦(追記)反省記事
こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが・・・
子どもは泣かせたら勝ちだと思っています
以前、こんな指導場面がありました。
Aさんに、「Bさんが暴力を振るってきた」と報告があり、Bさんに指導する場面です。その流れを再現してみます。
私「Aさんがね、あなたにされて嫌なことがあったらしいんだけど、何か心当たりはあるかな?」
B (んーー?って感じ)
私「Aさんがね、暴力を振るわれたって言ってた。それは本当?」
B「(「あっ」とした感じで)はい・・・。」
私「正直に言ってくれてありがとう!それで、暴力をしたことなんだけど・・・。先生、Bさんがいきなり暴力を振るうとは思えないんだよね。何か理由があったんじゃない?」
B「(理由を話す)」
私「なるほど・・・そんなことがあったんだね。それでイライラして叩いてしまったんだ。確かにイライラしちゃうよね。気持ちはわかります。でも、先生にはあなたがすごく反省しているように見えます。それは何で??」
B「叩いてしまったから・・・」
私「あー!!なるほどね。叩いてしまったから、自分が悪かったって思ってるんだ!じゃあさ、あなたがするべきことは何だろう?」
B「叩く前に、口で言う。」
私「それでもダメだったら?」
B「先生に言う」
私「すごい!自分でちゃんと次の対策を考えられた!先生あなたを尊敬します。じゃあ、次からそうしてみよう。ダメだったら、一緒に考えよう!
次からの作戦は決まったとして、”今”あなたにできることは何だろう?」
B「あっ。Aさんに謝る」
私「あー!、謝る!じゃあ、先生も一緒に行くから謝りに行ってみる?」
B「はい」
(Aさん合流)
私「Aさん。Bさんから話を聞きました。話を聞くとね、Bさんがいきなり暴力をしたわけじゃないんだって。先生も何もないのにBさんがいきなり暴力を振るうことはないと思うんだ。何でBさんはあなたを叩いてしまったと思う?」
A「○○をしたから」
私「そーなんだ。○○をしちゃったんだね。Bさんはそれをされて、どうだったの?」
B「イライラしてしまった。でも、叩いてしまったのは悪かった。ごめんなさい。」
A「自分こそ、○○をしてしまってごめんなさい」
私「あれ。先生の出番ほとんどなかったね。誰でも人を傷つけちゃうことはあります。でも、自分の悪かったところを素直にみとめられた二人はすごく「強い人」だなあって先生思いました!じゃあ、切り替えて!楽しんでいこう!」
って感じで、二人を帰そうと思ったんですが、いつの間にかBさんの目に涙が浮かんでいたんですね。
その時はめちゃくちゃ動揺しました。自分の指導まずかったかも・・・。傷つけてしまったかも・・・。そう思いました。
でも、今ならこう思います。多分あの涙は
「自分は何てことをしてしまったんだろう・・・」
っていう反省の涙だと思うんですよね。
だとしたら、この指導は大成功じゃないですか!?
あれ??違いますか?違うかもしれないです・・・笑
この出来事以来、子どもが反省の涙を流すことを目標に指導をしています。何かの動画か本だったかな・・・。その人も反省の涙を流させたら勝ちみたいなことを言ってた気がします。
そして、4ヶ月子どもと接してきて、ある仮説が生まれました。
「指導するまでもなく、子どもたちは自分が悪いことをしたって自覚している説」
四年生にもなれば、善悪の判断はある程度できると思うんです。ただ、悪いことをしたっていう自覚があっても照れやプライド、恐怖が邪魔をして素直に自分が悪いと認められないだけだと思うんです。
だから、私にできることはそう言った照れやプライド、恐怖に触れないように子どもの心に侵入し、「反省」っていう気持ちを盗んで脱出することなのかもしれません。
さながらレーザートラップをくぐり抜けてお宝を盗む、怪盗です笑
あれ以来、子どもに涙を流させる指導はできていませんが、その精度を上げていけたらなって思っています!
ここまで読んでくれてありがとうございました!
この記事、多分「ん?」ってなることが多かったと思います。
ですので、どんどんご意見やアドバイスをお待ちしております!
今のうち修正しないと、変な価値観が凝り固まってしまうので!
(追記)
この記事を、「反省記事」に位置付けます。
コメントでの指摘をいただいて、なんて独りよがりで危険な考え方だったかに気付かされました。
自分は無意識に子供を下の存在としてみていたことを見事に証明してくれました。
記事を消すことも考えましたが、自分への戒めのためにとっておきます。
コメントで気づかせてくださったmaiさん。ありがとうございました。
僕が大物youtuberとかだったら大炎上するところでしたよ・・・。
この記事を見て不快になられた方がもしいらっしゃったら、本当に申し訳ありません。
以後気をつけます!