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自分は自分じゃないのかもしれない
「純粋な自分ってどこにいるんだろう?」
最近そう思うことが増えました。
上手く言えないんですけど、自分はあくまで環境によって自分になったのであって、実は自分は自分じゃないんじゃないかって思うんです。
仮に私が分身して100人になったとします。自由に彼らを野放しにして、10年後にもう一度集結させます。その時の100人は、、、同一人物と言えるのでしょうか??
逆に、遺伝子的になんの関係もない100人の赤ん坊が、生まれた瞬間から全く同じ人間と関わり、全く同じ出来事を体験し、全く同じ食べ物を与え続けられたら。この100人の子供たちは全くの他人と言えるのでしょうか。
私はそうじゃないのだと思います。
前者の例であれば、関わった人1人によって、なんなら食べたもの1つによって運命は分岐し、その時点で他のT.Puとは異なるT.Puになるのでしょう。
この例からわかることは、これまでの何でもない経験の積み重ねが生んだ存在が今の自分であるということです。
多分純粋な自分なんて存在しないんでしょうね・・・。私たちの正体は、今までの経験そのものと言えるのかもしれません。
そう考えたら、、、今の自分って奇跡のような存在に思えます。1つの選択が違ったら、あるいは関わってくれる人が1人でも違ったら、今の自分は存在し得なかったかもしれないからです。
世の中「〜できる人」っていう物差しで人の価値づけをしがちです。私もその物差しで自分を測った時に「自分はなんてとるに足らない人間なんだ」って思ってしまうことがあります。
でも、世の中には何も「できない」のに価値があるとされているものがありますよね??宝石とかまさにその典型です。希少というだけでとんでもない価値がつきます。
だから、自分に価値がないって思ってしまった時はこう考えることにします。
「自分の正体は私がこれまで経験してきたことそのものなんだ。そして、全く同じ経験をしたことがある人間は全宇宙で私かいない。だから、私は存在しているだけで価値があるんだ。唯一無二の存在なんだ。」
と。
そしてそれを受け持つ子どもにも適用できたらって思います。
「この子は全宇宙で唯一無二なんだ。だから、大切にしないと。」
っていうように。
ここまで読んでくれてありがとうございました!!