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胃腸も丈夫に、元気の源! ~粳米~#note大学新入生
今週の薬膳は、皆大好きお米(粳米)についてです。
お米は日本の食文化には欠かせない、重要な素材の一つです。
お米はどんなおかずにも大体相性が良いので、主食として使いやすいですよね(笑)
一般的に用いられているお米ですが、実は薬膳としての効果もちゃんと併せ持っています。漢方でも麦門冬湯と呼ばれる薬の構成生薬にコウベイという名前で配合されていたりします。
では、そんなお米の効果について本記事ではご紹介させていただきます。
1. 粳米の効果について(中医学)
お米は中医学的には、補益類に属します。
以前の記事でも何度か登場した気を補う食材と同様の分類になります。
↓他の補益類の食材
食欲不振を伴うお疲れの方にオススメ ~鶏肉~|株式会社豊田🎈|note
疲れ気味の方にお勧めの食材 カボチャ|株式会社豊田🎈|note
補益類とはその名の通り、気を補う性質を有しています。
気が不足すると、体がだるかったり、食欲が出ないなど、なんとなく調子が出ない場面が多くなります。
今回のお米は、帰経*1が脾と胃になっています。
どちらも食物の栄養を運搬する部分になりますので、脾と胃に作用するお米は、元気を出すには最適な食材の一つだと考えられます。
*1作用する場所を指します。
働きとして、
補中益気・健脾和胃が挙げられます。
補中益気
中焦と呼ばれる横隔膜からへその間の部分に属する脾・胃の気を補う治療法の一つ。
主に食欲不振や疲れ、むくみなどの治療に用いられます。
健脾和胃
脾の機能を高め、胃の機能を調和する。脾の運化機能が弱くなり、胃の機能の停滞によって現れます。
げっぷ、吐き気、胃もたれなどの治療法に用いられます。
以上をまとめると
お米は、脾や胃に作用し、停滞していた気を本来通りに運搬できるようにしてくれます。
その結果、気が全身に流れることで、食欲不振や胃もたれといった症状が改善されます。
2. 具体的な使い方
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具材をたくさん使う画像のような雑炊は栄養バランスもとれるので、おススメです!
もちろん普通に炊いて食べてもOKですが、お粥や雑炊のような煮るという調理は薬膳的にも栄養を逃さないので、おススメの調理方法になります。
最近は急に気温も下がってきましたので、温かい料理で元気を出せたら最高ですね!
今週の薬膳は以上となります。
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